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■┃井┃上┃哲┃士┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃
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◆ 金権腐敗問題で四回の質問
現在、私は、党議員団の「金権腐敗政治追及委員会」の事務局長を務めてい
ます。ちなみに責任者は佐々木憲昭衆院議員です。今国会では、この問題で予
算委で三回、決算委で一回の計四回の質問に立ち、そのうち二回はテレビは質
問でした。
質問したときは、総理や大臣は、追い詰められてもあれこれ弁明をしますが、
しばらくたってから事実上、質問の正しさを認めることがありますが、私の質
問でも起こりました。
◆ 森派の「もち代」問題
一つは、総理の派閥である森派の「もち代・氷代」にかかわる政治資金規正
法違反問題です。
二月一日の予算委員会で私は、森派から所属議員に対して「もち代・氷代」
と呼ばれる政治資金が支給されているにもかかわらず、収支報告書に記載がな
いことを、同派所属の杉浦官房副長官の報告書等を示して追及しました。総理
は、森派からは議員に対して政治資金を支給しておらず、記載がなくても問題
がないと知らぬ存ぜぬを決め込みました。
ところが最近、森派も来年の収支報告書には「もち代・氷代」を記載するこ
とにしたとの報道がされました。去年までは支給されいてなかった「もち代・
氷代」が今年からは支給されることになったなどとは誰も信じません。去年も
支給していたにもかからず、報告書に記載していなかったことを事実上、認め
たことになります。
◆ 橋梁談合問題
もう一つは、六月七日の決算委で取り上げた橋梁談合の問題です。公正取引
委員会は、国交省の三つの地方整備局が発注した橋梁工事で49社による談合が
あったことを告発しました。私は、それ以外の五つの地方整備局でもこの49社
がほとんど受注しており、その落札率が三地方整備局発注分より高いことを示
し、他の五整備局でも談合の疑いが極めて濃いことを指摘しました。
「国交省として、この事実を把握しているか」とただすと、「承知していな
い」との答弁。私は、「あまりにも無責任。公取の立ち入り調査は昨年秋にさ
れてい。にもかかわらず、これまで調査もしていないのか」と追及しました。
国交省は当初、六月初めから調査をし六月末に調査結果を取りまとめる予定
でした。しかし、月末を待たずに先日、全国の整備局での談合49社による受注
率は落札率についてのみ、記者会見で発表しました。その内容は私の指摘どお
り。マスコミ記者の皆さんも「井上議員の質問を受けて大急ぎで調べたようで
すね」と部屋にこられて話されていました。
事務所スタッフはもちろん、他の部屋の皆さんの力もかりて調べ上げた数字
だけに力があります。これからもさらに、金権腐敗追及に全力をあげます。
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