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■┃井┃上┃哲┃士┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃
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井上さとしです。
当初、想定されていた解散・総選挙の日程では、26日投票に向けて14日に公
示され、今日は本番の真っ最中になるはずでした。ところが、自民党内に「選
挙より景気」などとして選挙先送り論が広がり、選挙日程は流動化し、来年に
なるという観測も飛び交っていました。
ところが、昨日あたりから11月末投票を念頭に置いた発言が自民党の幹事長
や国対委員長から次々飛び出し、またまた風が強くなっています。ただ、この
風もいったん暴落した株価が反発し、急上昇したのを横目で見ながらのもの。
今日、株価は再び暴落したため、再び先延ばし論が上回るかもしれません。
株価のように、乱高下する総選挙の可能性ですが、いつ解散になっても勝利
できるように準備を進める以外ありません。
さて、今日の株価の暴落は、1953年の「スターリンショック」を上回り、「
ブラックマンデー」に次ぐ、史上2番目の記録だと報道されています。私は、
「スターリンショック」という言葉を初めて聞きましたが、「なぜ、スターリ
ンが重体になったことで株価が下がるのだろう」と疑問に思いました。皆さん
はご存知ですか?
この分野に詳しい、議員団の事務局長が理由を探してくれました。毎日新聞
のホームページによると「『ソ連のスターリン首相が重体』とのニュースが世
界を駆けめぐり、米ソの緊張緩和・朝鮮戦争休戦交渉の進展が予想されたこと
から、軍需産業株を中心に東京市場の株価が急落した」というものです。
う〜ん。戦争が遠のくと、軍需産業の株価は下がるのですね。逆に言えば、
戦争が近づくと軍需産業の株価は上がる。理屈では理解していましたが、
具体的な事実を示されると、なんとも恐ろしくなります。軍需産業が巨大で政治に
大きな影響力を持つアメリカが、常に世界中で緊張を作り出している理由もこ
こにあるわけです。
こんな経済にしてはいけません。
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