━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■┃井┃上┃哲┃士┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
http://inoue-satoshi.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
井上さとしです。
ため息、怒り、慰め……。今日は参院内に様々な声が渦巻きました。昨日、
民主党の小沢代表が突然、党首会談を要求し、会談の後に「二次補正が提出さ
れなければ、新テロ特措法、金融法案の採決に応じない」と宣言したことで、
参院全体が朝から空転したからです。
わが党はテロ新法について、田母神問題の解明も不十分であり、さらに徹底
審議が必要だとして採決に反対してきました。しかし、反国民的な内容の第2
次補正を提出しなければ採決できないとして、採決の条件にするのは全く筋違
いの話です。私は、外交防衛委員会では、採決はせずに質疑のみ行うよう求め
ましたが、結局、質疑・採決ともにおこなわれませんでした。
だいたい委員会の審議日程は与野党が協議して決めているもの。それを一つ
の党のリーダーの号令で反故にするというのは、あまりにも乱暴です。しかも、
二次補正を出さなければ2法案の採決に応じないというだけでなく、それ以外の
委員会も審議しないというのは二重に道理がありません。
朝、委員会前に今日の議事日程を確認する理事会に向かうエレベーターで一
緒になった民主党の議員たちからは「ハー」と大きなため息も漏れました。道
理の無いことを理事会で主張するのはつらいものです。しかも、昨夜の段階で
は参院の民主党には「衆参ともすべての委員会で審議に応じない」と連絡があ
ったようですが、実際は、衆院は今日の審議は予定通り行われました。
ですから、各委員会の理事会で与党から怒りの声があがり、「衆院は審議し
て参院ではなぜ応じない」と問い詰められ、反論できないという状況も生まれ
ました。
昼過ぎに民主、公明の議員とエレベーターで一緒になったときのこと。公明
の議員が民主の議員に対し、「大変ですね」と声をかけると、民主議員が苦笑
いしながら「先生も体験されたんでしょ」と返事する場面がありました。
禅問答のようですが、その意味は…。かつて公明党が新進党に合流していた
ときに、当時の小沢党首のもとで、予算委員会室にピケをはって審議拒否をし
たことがありました。乱暴な方針にふりまわされたことをお互いに慰めあった
ということでしょうか。
国民の怒りの前に解散も決断できず、先送りしても展望も開けず迷走する麻
生総理。前半国会では、解散をお願いする立場でなんでも審議に協力し、途中
から突然「強行」路線に転じて迷走する民主党。迷走のぶつかり合いの下で、
犠牲になるのは議会制民主主義と国民の暮らしです。
わが党は、徹底審議を通じて政府・与党を追い詰める「王道」をまっしぐらに
進みます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■このメールに関するお問い合わせ先
日本共産党参議院議員 井上哲士事務所
TEL 03-3508-8710
FAX 03-5512-2710
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1
参議院議員会館710号室
satoshi_inoue@sangiin.go.jp
-- 配信先変更・配信停止を希望される方へ ------------------------------
メールご不要の場合は、下記ページでご設定頂けます。
http://www.inoue-satoshi.com/mailmaga/index.html
----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で
転載、複写、転送、電子的入力および再編集することは、著作権の侵
害となりますので、お控えくださいますようお願い申し上げます。
適度な引用はご自由にどうぞ。
日本共産党参議院議員 井上哲士事務所
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━