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◆郵政法案採決の本会議で考えた
午後に再開された本会議で郵政民営化法案が可決・成立しました。八月八日
に、自民党からの大量の「造反」で否決したものと同じ法案が、同じ議員で採
決したにもかかわらず、134対100で可決という結果に変わりました。「政治家
の信念とは何か」いうものを考えさせられる本会議でした。
本会議の採決はふだんは押しボタンですが、予算や重要法案については記名
投票になるというのがならわしです。賛成は白票、反対は青票の木札をもって
壇上にあがって投票する、いわゆる「どうどう巡り」。ふつうは野党側の要求
で記名投票になりますが、郵政民営化法案は与党の要求で行われました。前回
の投票のときは、壇上で投票をおこなうことにより造反を出しにくくしたいと
いうものでした。今回は逆に、「転向者」をさらし者にしたかったとしか考え
られません。
◆フラッシュの光とため息が……
前回の採決で反対した自民党議員が登壇するたびにカメラのフラッシュがバ
チバチと光ります。口をきつく結び無念を顔にあらわす議員、恥ずかしそうに
うつむき加減の議員、無表情の議員、居直るように議場をにらみつける議員…
…。反対派だった大物議員が賛成票を投じるたびに、議場では「あ〜あ」とた
めいきまじりの声があがりました。結局、前回反対した自民党の22議員のうち、
新党に移ったに議員をのぞけば、一議員が欠席、残りはすべて賛成に回りまし
た。
態度を変えるならば、通常国会での審議で問題にしたことがどう解決したの
かを審議の中で国民の前に明らかにするのは当然です。ところが、わずか一日
半の形ばかりの審議で、まともな説明はなし。
もともと信念もなく政略だけで反対したのだとしても、信念をまげて保身の
ためだけに賛成に転じたとしても、この人たちにとっての「政治家の信念」と
は何かが問われます。
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