[news:38] 豪雪調査で感じたこと (2006/01/10) 一覧へ
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  深刻な被害をもたらしている豪雪。八日から九日にかけて福井県の勝山市、大
 野市に調査にはいりました。
  
  八日の四時過ぎに福井駅に到着。福井市内も相当の積雪ですが、車で勝山市
 に向かうとどんどん雪が増えていきます。幹線道路はきちんと除雪されていま
 すが、道の両側には雪が残されており、「雪の壁」の囲まれて暮らしている、
 という感じです。
  地元の県議、市議さんといっしょに現場に行き、雪下ろしをしている住民の
 方々などからお話を聞き、市役所で市長や助役さんからも事情を聞きました。
 わずかな晴れ間を利用しての雪下ろしの手を止めるのは邪魔にならないかと思
 いましたが、皆さん、様々な苦労や要望をたくさん語ってくださいました。

  福井県はこの豪雪で、全国で最も多い10人もの死者がでています。今回、12
 月としては最大規模の雪がふり、しかも一気に降った事、そのうえ湿気が多く
 重い雪だったことなどが大きな被害につながりました。同時に、この間の自民
 党政治がもたらした地域社会の変化が、被害を大きくした根底にあることを見
 過ごすことはできません。

  両市内で倒壊した建物のうち、閉じたままになっていた元繊維工場が少なく
 ありません。閉鎖された工場は、権利関係も複雑だったり、持ち主が遠くにい
 る場合が多く、雪下ろしもなしに放置されてしまうのです。自民党政治のもと
 で北陸の繊維産業は大きな打撃を受けてきましたが、その結果がここまできて
 います。
  そして、こうした地場産業の衰退と農業潰しの政治のもとで、働き手が流出
 し、高齢者のみの世帯が急増。自力で雪下ろしや雪かきが困難な家庭が増えて
 いる。雪かきを援助する制度を作っても決定的にマンパワーが不足しているの
 です。

  今日、防災担当大臣に対して、緊急対策を申し入れました。さらに、こうし
 た地域社会の変化に対応した抜本的な対策も必要になっているし、政治の流れ
 を変えることは、災害に強いまちづくりのためにも必要だと痛感した調査活動
 でした。

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