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■┃井┃上┃哲┃士┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃
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http://inoue-satoshi.com/
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井上さとしです。
メルマガの発行がご無沙汰になってしまいました。この間、予算審議、日切
れ法案の審議、さらに京都府知事選挙と続きメルマガ発行の余裕がありません
でした。すいません。
今日は、民主党の小沢代表をはじめ新執行部が各党に挨拶まわり。日本共産
党にもこられました。これから、この党が政策や国会対応でどのような立場を
打ち出していくのか、注目していきます。
さて、メール問題を巡るこの間の民主党との体たらくに「危機管理の甘さ」
「若さを露呈」などの論評が多く見られました。しかし、問題は事後の対応で
はなく、そもそもなぜ、あのようなメールに飛びついたのかという問題ではな
いでしょうか。私はこの間、「朝日」の2月28日付けでの金子勝氏の「民主党執
行部は、小泉『構造改革』路線と政策的違いを打ち出せなかったためにスキャ
ンダル暴露に走った。…それは政党の存立意義を失わせる」というコメントを
紹介して、ここに本質があると訴えてきました。
それでは、この政策的違いの無さという問題が解決されたのか。新執行部の
顔ぶれは小沢代表に鳩山幹事長、渡辺国対委員長と自民党の旧田中派がずらり。
日曜日の選挙応援でも、このことを訴えましたが、今日の永田町では、奇しく
も当事者から同じ声が上がりました。
一方は自民党。今日の民主党新執行部の各党への挨拶を夜のニュースで見て
いると、自民党への挨拶の席上、小泉総理は「自民党時代のようで懐かしい」
と皮肉交じりにジャブ。さらに記者会見では「田中派、竹下派と話しているよ
うで、野党といわれてもピンとこないね〜」とさらにパンチを繰り出していま
した。
もう一方は民主党。「TVタックル」で、元NHK記者で森派を担当してい
た民主党の衆院議員が、“当時はキラ星のような田中派の支配のなかで、小泉
さんなど森派が冷や飯を食っていた。今は、かつての田中派の人が民主党に来
て、小泉さんと対峙しているのは面白い”と発言していました。
両方の当事者から、かつての自民党田中派が今の民主党の執行部だという発
言がなされた形。これで「政権交代」を叫んでも政治の中身が変わるのか。や
っぱり今必要なのは「確かな野党」を伸ばすこと!
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