━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　　　　■┃井┃上┃哲┃士┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃　　　　　　　━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 　　　　　　　　　　　　　http://inoue-satoshi.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆戦後四番目の速さで予算が成立　大負担増の予算が23日、戦後四番目という異例の速さで成立しました。新聞各紙が「二大政党化で国会論戦の果実がとぼしい」「低調だ」などと書き立てましたが、私の実感でもあります。　増税では定率減税は縮減か消費税増税かの違い、憲法九条改悪でも海外での武力行使で国連の関与を必要とするかどうかの違い程度ですから、論戦になりません。唯一、｢カネと政治」を争点にしようとしたが、衆院で「泥仕合」になったからと参院予算委員会ではほとんど追及がありませんでした。　私は、今度の予算委員会で四回質問に立ち、うち三回は｢カネと政治｣の問題でした。来年度予算の審議は十四日間行われましたが、最後の日の午前中の｢カネと政治の集中審議」まで、民主党からはこの問題の質問はなし。集中審議でも持ち時間の50分のうち30分は年金問題でした。　本当に二大政党制でいいのか－－多くの国民の皆さんに問いかけ、考える時だと思います。 ◆後半国会へ　国会は今週から法案の審議に本格的に入ります。そのため、法案審査が大忙しです。まず、それぞれの法案の担当の部会で審査文書をまとめ、それを国会対策委員会のもとの法案審査会議にかけます。そこで確認したものを党本部の各部局や政策委員会に回し、そこでの意見をもとに最終的に国会対策委員会で賛否など法案の対応を決めます。　その過程で政府からの説明はもちろん、関係団体や学者･研究者の意見を聞いたり、現地調査もします。よく日本共産党は「なんでも反対｣という人がいますが、とんでもありません。こうして様々な角度から検討し、たとえ不十分なものでも現状より前進するものなら賛成します。逆にたくさんの改善点を含んだ法案でも決定的な問題点を含んでいれば反対します。実際には、一つの法案の中に改善の部分と改悪の部分が混じっている場合が多く、なかなか悩ましい選択を迫られることもしばしば。それでも、こうして様々な知恵を集めますから、的確な法案審査ができ、質問もできるのです。　私も金曜日には三つの法案のレクを行い、明日、月曜日も少年法の学習会と法案審査会議があります。質問準備をしながら、次の法案レクに向けた勉強も平行してしなければなりません。忙しい日々がこれからも続きます。 ◆先週の活動日誌から　予算成立の23日の活動日誌です。毎日の日誌はＨＰでご覧ください。　五時過ぎに本会議で2005年度予算が与党の賛成多数で可決、成立しました。それに先立つ午前中の予算委員会の「政治と政治資金」の集中審議で質問に立ちました。今予算委員会で質問に立つのは四度目、そのうち三度が「カネと政治」の問題です。　今日取り上げたのは西武グループと自民党、総理との関係です。堤氏が逮捕された時に総理は「堤さんは政治家の応援やお世話はしたがものは頼まなかった」と述べていることを取り上げ、まず、「総理はどんな応援や世話を受けたのか」と聞きました。　総理は困ったような顔をして小声でもごもごと答弁。そこで私は、総理の政治資金団体の機関誌にプリンスホテルが大型公告を載せていること、西部グループから自民党に十年間で一億円の献金がされる一方、コクドが利益操作をして法人税を払っていないことも示し、「税金逃れする一方で自民には献金。問題と思わないか」と迫りました。　総理は「献金している側がどんな活動をしているか調べるのは困難だ。問題になった場合にはそのような献金を受けない方がいいのか良く考える必要がある」と答弁。そこで私は「堤氏の証券取引法違反は三十年も続いてきた。遺法行為の一方で続けられたきた献金は返還すべき」とたたみかけましたが、総理は「法にのっとり適切な処理をしている」と答えるのみ。結局、問題ある企業の献金ももらい続ける姿勢を示しました。　質問後、時事通信が配信した総理の写真の題名は「井上哲士議員から堤義明氏との関係について聞かれうつむく小泉総理」というものでした。　午前中の予算委員会の後、本会議の第一ラウンドで議了案件の採決。引き続き予算委員会の締めくくり総括質疑が行われ吉川議員が質問し、討論、採決。これまで、十人以下の会派に討論を認めない不当な運営が続けられてきましたが、今日は27年ぶりに少会派の討論が実現し、大門議員が討論にたちました。　予算委終了後、本会議第二ラウンド。予算は記名投票でおこなわれますから、いわゆる「堂々巡り」で投票。与党の多数で予算案が可決、成立しました。夜は、議員団会議でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメールに関するお問い合わせ先日本共産党参議院議員　井上哲士事務所 TEL/FAX 03-3508-8710 〒100-8962　東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館710号室 satoshi_inoue@sangiin.go.jp -- 配信先変更・配信停止を希望される方へ ------------------------------ 　メールご不要・送付先変更の場合は、下記ページでご設定頂けます。　http://inoue-satoshi.com/Jmm/magazine/news/ ---------------------------------------------------------------------- 　　　　このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で　　　　転載、複写、転送、電子的入力および再編集することは、著作権の侵　　　　害となりますので、お控えくださいますようお願い申し上げます。　　　　適度な引用はご自由にどうぞ。　　　　　　　　　　　　　　　　　日本共産党参議院議員　井上哲士事務所 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━