衆院議員会館で開かれた「Stop!秘密保全法共同行動」院内集会に参加して挨拶しました。衆院予算委は補正予算審議の一般質疑と締めくくり総括質疑が行われました。採決は明日。参院での審議入りは18日となります。
MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)や全労連、自由法曹団、国民救援会などによる「共同行動」が呼び掛けたもの。開会のあいさつにたった新聞労連の日比野委員長は、京都新聞労組出身の方です。
日比野氏は、「政府が狙う秘密保全法制は報道の自由の重大な侵害になるのに新聞報道が少ない。その背景に、消費税増税をあおった新聞社が今、新聞への軽減税率を求めて自民党に陳情に回っている状況がある」と指摘。明快です。
私は秘密保全法について、尖閣問題でのビデオ流出を契機に民主党政権下での検討が開始されたが、そのルーツは第一時安倍内閣にあったことを指摘し、安倍政権による法案提出を許さない運動と世論を呼びかけました。
そのためには秘密保全法制の危険性や欺瞞性を広範な国民に明らかにして訴えていくことが重要だと強調。その一つとして、秘密保全法の有識者会議が、自衛隊法の別表形式で規定すれば、秘密の範囲が限定されると述べていることについて述べました。
自衛隊法の別表には自衛隊の活動の全範囲が網羅されており、秘密の範囲の限定にはなりません。しかも、別表の下にさらに秘密の範囲を指定する「指定事項」が設けられているが、その項目は毎年増えて234項目に達し、その名称は秘密とされ公開されていないのです。
秘密の具体的範囲は公表されず、その項目が国民の知らないところで増殖しているのです。こんな危険な秘密保全法制は許してはなりません。
午後から歯医者へ。17時から人事案件への対応についての検討会議。