宇都宮さん立候補表明/選挙制度協議会/野党国対

 宇都宮健児・前日弁連会長が今日、東京都知事選挙への出馬を表明しました。大歓迎です。私が参院法務委員会に所属していることもあり、宇都宮さんとはしょっ中、様々な集会でご一緒してきました。

 日弁連会長選挙ではこれまで、東京や大阪の弁護士会長を務めた方が選ばれてきましたが、宇都宮さんは2年半前、そうした経歴をもたずに立候補され、異例の再選挙によって当選されました。

 改選の今年は日弁連史上はじめて再選をめざされましたが、再選挙でも決着がつかず、3回目の投票まで行われたものの再選にはいたりませんでした。八月に、日弁連でねぎらうつどいがあった時に、「日弁連で五回も選挙をやったのは私しかいない」と挨拶で笑わせておられましたが、まさか、年内に再び選挙に出るとは思ってもおられなかったことでしょう。

 クレサラ被害を描いた宮部みゆきの「火車」に登場する弁護士のモデルでもあるなど、早くから消費者問題、貧困問題など取り組み、常に弱者の立場で、現場で行動されてきた方。この1年は復興、原発問題でも奮闘されてきました。都政を変え、原発ゼロの日本をすすめる最適、最高の候補者と思います。

 さて今日は、午前中、朝から国対、参院選挙制度協議会、参院野党国対と連続しました。野党国対では、15、16日と参院予算委員会開会を求めることで一致。その後、自民党の国対委員長が民主に申し入れましたが、民主は「本会議での総理の所信演説の聴取が先」として応じなかった模様です。

 問責を受けた総理から、所信演説を聞くことができないことは、先週の緊急質問を行う過程で決着済みのこと。それを持ち出して、これだけ問題が山積しているのに予算委員会の開催に応じない態度では、赤字国債発行法案の審議入りにも影響します。

 与党による審議妨害、審議拒否とも言える態度です。一方で、法津未成立のために赤字国債が発行できないからとして地方自治体等にしわ寄せをしながら、このような対応をするのはあまりにも無責任です。