旧優性保護法問題本部会議

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 優性保護法1.jpg日本共産党の「旧優性保護法問題の全面解決をめざす闘争本部」に出席。きょうされんの皆さんから優性連の提言について説明をいただき、高橋千鶴子事務局長が超党派の議連PTの進捗状況について報告し、懇談しました。
 PTの法案について議論になったのは、補償金の額や被害者にきちんと届くための体制などと共に、法案の前文に、問題の背景にある「優性思想」に対する反省が足りない、「心がない」という問題。厳しい最高裁判決が出たから法改正するということではなく、心からの反省と謝罪が必要だということでした。
 優性保護法2.jpgきょうされんの藤井会長はドイツを訪問して「わたしで最後にして~ ナチスの障害者虐殺と優生思想」という本を出版されています。私は、閉会あいさつで、そのことに触れ、先週訪問したアウシュビッツ収容所に関わって述べました。
 ナチスは優性思想に基づいて、まず障害者の虐殺を始めました。その人数は20万人。それで準備を整えた形となり、ユダヤ人の大虐殺がおこなわれました。アウシュビッツでは160万人です。藤井さんは「障害者がすべの前触れになる」ということも言われていますが、その通りです。
 本.jpgドイツの歴史を見ても、旧優性保護法の問題は、被害を受けた障害者の皆さんへの心からの謝罪と補償であると同時に、日本社会に二度と優性思想を許さないということでもあります。そのためにご一緒にがんばる、と決意を述べました。
 午後に議連PTと総会が行われ、高橋さんが今日の懇談に基づいて主張されました。臨時国会で成立が基本的流れですが、被害者にきちんと補償金を届けきるためには、これからが問われます。
 夜は志位議長の訪欧報告をネットで視聴。いや~面白かった。特に、「自由な時間」をめぐる労働組合との懇談の部分は非常に興味深いものでした。