輪島市で被災者の声を聞く

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河原田小.jpg震災に大雨被害が重なった輪島市を高橋千鶴子衆院議員と共に回りました。鐙史朗市議に案内してもらいました。
 まず河原田小の避難所へ。地震で金沢市に2百日間二次避難し、8月半ばに入れた仮設住宅が浸水して避難された方が。「半分あきらめの気持ち」と話されながら、仮設がどうなるかなど情報が届かないと憤りの声。
 その仮設住宅に行き、避難所から戻って泥出しや片付けをされている方からお話。二次避難された場所は洗濯や買い物が遠くて交通費が大変だったとのこと。やっと仮設に入れたのにまた避難。「笑うしかない」とも。
 輪島仮設.jpg仮設入居の際に県から支給されたテレビ、冷蔵庫、洗濯機も泥をかぶってつかなくなったものも。こんな大地震と大雨被害の連続など例はありません。それにふさわしい支援が必要と痛感しました。
 続いて輪島中学へ。昨日、孤立した集落からヘリで避難してこられた上山町の皆さん。区長さんの呼びかけに集まってくださいました。区長さんは「土砂崩れなど地震の三倍の被害という実感。みんな住み慣れたふるさとに帰りたい。水や電気復旧のためにも早く道路の復旧を」とのお話を伺いました。
 輪島中.jpg最後に輪島塗の仮設工房へ。8/1に鍵をもらい、漆器作りを再開したばかりなのに工房内は泥だらけ。運び出した道具や木地を洗浄中でした。輪島漆器工業協同組合の建物は床上浸水。2月にお会いした日南理事長にお見舞いを申し上げお話を伺いました。工程の細分化と職住接近という輪島塗の特性にあわせた支援が必要です。
 輪島市を15時過ぎに出て東京着は21時20分。議員宿舎に戻り、今日最終回の「虎に翼」をNHK+で見ています。お酒は、輪島市の朝市通りのすぐ近くの酒屋さんで買った、震災のがれきの中から掘り出したという日本酒。美味。虎に翼も素晴らしかった。