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覇権主義許さぬ共産党

 参院選挙公示は目前。各地でお話しているのが、ロシアのガルージン駐日大使に直接あってウクライナ侵略を抗議し、即時中止を求めたこと。「他国の脅威を理由に武力行使する権利はどの国にもない」と批判したのに対し反論がなかったことを紹介し、「ロシアは国連憲章違反という批判が一番痛く、世界の世論を恐れている」と強調しています。

 さらに、私が出演したウクライナ問題でのNHK討論をみて、「遺憾だ」として会談を求めてきた大使の手紙の中に、日本の政党がロシア批判をするのは「皆さんが外部の圧力を受けているからでしょう」という下りがあったことも紹介。私は「我が党には全くあたらない。旧ソビエト、ロシア、アメリカ、中国などあらゆる侵略や覇権主義を許さない綱領と歴史を持つ党だ」と述べるとこれまた反論は無し。「ご意見は本国に報告する」との返事でした。

 「本当に報告するのか」と思っていましたが、報告されたようで、その回答は日本共産党の志位委員長のロシア入国禁止でした。党首としては岸田総理と志位さんだけ。よほど日本共産党が手強いと思ったのでしょう。「ロシアは共産党でしょ?」と誤解されている方には、ロシアが社会主義と無縁であり、その覇権主義と最も厳しく対決してきたのが日本共産党だとぜひ広げてください。

 危機に乗じた、九条改憲の大合唱の中の選挙。戦争にしないための九条に基づく外交こそ政治の責任と強く訴え、勝利へ全力疾走します。(2022.6.11 「赤旗」東海北陸信越版)

 

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