内閣委員会で、女性用トイレの行列解消について質問したところ、「よく取り上げて いただいた」とたくさんの反響がありました。 JR駅での女性用トイレの長蛇の列が前から気になっていました。2月のしんぶん「赤 旗」でトイレの男女格差比を調べている方の記事を読んで「なるほど」と思い、質問で 取り上げました。 トイレの使用時間は、女性のほうが所作が多いので、男性の2.5倍以上かかるとの調 査があります。そうであれば、利用者数が男女同じ場合は、女性用トイレの便器数が多 くてこそ平等です。ところが、トイレ全体で男女の面積が同一の場合が多く、すべて個 室の女性用便器の数は少なくなります。百瀬さんの調査では、駅などで平均して男性用 便器のほうが1.75倍。だから女性だけに行列ができるのです。 政府は、災害時の避難所においては、男女比1:3という国際基準も示して、女性用ト イレを多くするようガイドラインを出しています。同様の考え方を公共トイレでも示し て女性にだけ行列を強いる状況を解消するよう求めました。 トイレの問題は女性の社会参加とも不可分です。初の女性参議院議員の誕生は1953年 で、参議院の本館に女性専用トイレができたのは1959年。以来、女性議員も職員も増え る中で、現在は本館・分館あわせて男性用20ヵ所、女性用22ヵ所(便器数ではない)に変 わってきました。 社会の隅々でジェンダー平等をさらに!(「愛知民報)23.6.11付)
女性用トイレの行列解消を
2023年6月11日(日)