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訪米日誌

訪米報告への共感

 井上さとしです。

 訪米から帰国して一週間がすぎました。先日の土曜日には、被爆地広島で最初の訪米報告をすることができました。

 広島の駅に着いたときに、やはり広島出身の本部国際委員会の田川実さんから電話。「井上さん、NPT再検討会議の報告草案に、核兵器完全廃絶のためのロードマップを検討するための国際交渉を開始するとの提起が盛り込まれたというニュースが流れているよ」というもの。パソコンを開いて確認すると、確かにそのニュースがアップされています。
午後からの躍進のつどいや演説会で、NPT再検討会議の議長のカバクチュラン氏との会談をはじめ各国代表らとの会談の様子を報告。

 そして、このニュースを紹介し、「私たちの要請と合致し、被爆者や日本の平和運動が求めきたことと同じです。この報告が実らせるには様々な困難もありますが、こうした提起が盛りこもれたこと自体が画期的な前進。これを確信にさらに声を広げようではありませんか」と呼びかけました。大きな拍手がありました。

 もう一つ、多くの皆さんの共感をいただいたのが、パンギムン国連事務総長がNGOの国際平和会議の閉会総会で行った挨拶を紹介した時です。国連事務総長がこうした集会で挨拶すること自体が異例ですが、挨拶は、こう切り出されました。

 「みなさんの御苦労と献身を存じています。ご自身の原則と信念のために払っている犠牲を知っています。はっきりとものをいい、抗議し、このもっとも崇高な希求である世界平和の旗を掲げるのにどけだけ勇気を必要とするかを知っています。ですから、私は何よりも皆さんに感謝を申し上げるために、今夜ここに来ています」。
そして、こう締めくくられました。「どうか行動し続けてください。…良心の声であり続けてください。私たちは必ず世界から核兵器をなくすでしょう。そしてそれを達成するのは皆さんのような人々のおかげであり、世界は皆さんに感謝するでしょう。ありがとうございました」
私が「この言葉は会議の参加者を通じて、みなさん自身に語りかけているのではないでしょうか」と呼びかけました。うなずきながら聞いてくださいました。
そして、NPT会議のカバクチュラン議長が、署名を受け取るために一時間もパレードの到着を待ち、翌日の開会あいさつで、「昨日、私は市民社会が集めた署名を受け取った。私たちは、この大きな熱意にこたえなくてはなりません」とのべたことを紹介。

 「日本の原水爆禁止運動、世界諸国の世論と運動こそ核廃絶の流れを前にすすめる原動力だと確信しました。そしてその運動と草の根で手をつなぎ、ニューヨークの街の平和パレードに政党としてただ一つ加わったのが日本共産党であることを、こころからの誇りをもって報告をしたい」と呼びかけると、会場の皆さんからはたくさんの共感の拍手をいただきました。

 今週末は、富山、新潟で訴えます。次の週末は愛知で訴える予定。力の限り訴えます。


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