政権交代後初の参院憲法審査会が午後から行われました。約9月か月ぶりの審議で「2院制」をテーマに自由討議。私は、権力をチェックし、多様な民意を反映させる上で2院制の意義を強調しました。
いわゆる「ねじれ」によって「決まらない国会」が問題という議論には、政府提案は迅速に成立させればいいという子ではなく、主権者国民の意見をどう反映されるかという立場での議論が必要だと提起。
また、衆院の小選挙区制度によって民意がゆがめられ、巨大与党が出現して衆参の「ねじれ」が生じている点についても、「一番のねじれは民意と国会の議席。憲法に基づき、国民の意志を正確に反映する選挙制度への改革こそ求められていると述べました。
自民からは、二院制を支持する発言ばかりで一院制移行のための改憲の主張はありませんでした。全体として抑え気味という印象。参院選挙後をにらんで、改憲の気運醸成のために、とにかく審査会を開くことが狙いなのでしょう。
今日の幹事会で、次回の審査会は4月3日、「二院制の存在意義について」をテーマに二人の参考人から意見陳述をうけ自由質疑を行うことになりました。
議員会館から宿舎に帰る途中、7時過ぎに自民党本部前を通ると、JA青年部の皆さんが大勢でTPP交渉参加反対のシュプレヒコール中。「自民党、お前らは民主党と同じか」「国民をなめんなよ」と公約違反と農業破壊に怒りがさく裂していました。自民党よ、この声が聞こえないか。