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若手訪中団

2010年12月24日(金)

内モンゴルのフフホトへ日帰り/内モンゴル博物館


  クリスマスイブの今日は、内モンゴル自治区の省都、フフホト市へ日帰りで行ってきました。ハードな日程でしたが、内陸部の都市の発展と課題を直接みることができ、有意義でした。

  6:00過ぎにホテルを出て、北京空港から空路フフホトへ。9:00前に到着しました。この間中国では、沿岸部と内陸部の格差が問題とされてきましたが、市内には新しい高層ビルが立ち並び、片道5車線の幹線道路が大渋滞になるほど車も急増しています。

  急速な経済成長に驚き、内陸部は遅れているという固定的見方にとらわれていてはいけないなと思いつつも、新たな課題にも直面していると感じました。

  午前中は内モンゴル博物館を視察。匈奴や鮮卑の時代からモンゴル帝国の勃興など、資料とともに詳しく展示してあります。写真はチンギスハンの像です。

 高校時代に読んだ、チンギスハンの生涯を描いた井上靖の小説「蒼い狼」を読み直したくなりました。日本に帰ったら、本屋で探してみよう。

 さらに同地で発掘された恐竜の化石も展示してありました。ほぼ完全な形で発掘された巨大な恐竜はかなりの迫力です。

 お昼は羊のしゃぶしゃぶ。美味でした。

大召寺/伊利グループ

  午後からはチベット仏教のお寺である大召寺へ。内モンゴルでは、もう漢族が78%を占めており、市内全体にはモンゴル色はほとんど見えません。

  その中で、チベット仏教の街並みやイスラム教の街並みが一部で保存されています。三角帽のような屋根がチベット仏教の街並みの特徴です。

  大召寺もその一角にあるチベット仏教の古いお寺。銀製の仏像やその前にある龍の大きな彫刻が見事でした。マイナス10度ぐらいなので実に寒かった。

  続いて乳製品の製造・販売で大きく発展している伊利グループの工場を視察しました。



胡春華書記/モンゴル民族舞踊/北京へ

  17:30から中国共産党内モンゴル党委員会の胡春華書記と会談。胡書記は、次世代の中国の指導者の1人として注目されています。

  同書記からは内モンゴルの経済発展の状況と課題が語られましたが、21世紀に入ってから急成長を遂げており実に年間成長率15%程度を10年間続けています。

  2000年には1500億元だった同省のGNPが2010年には11000億元になっているというのですから驚きます。交通渋滞など急速な成長にまちづくりが追い付いていない問題もあるようです。省内の都市部と周辺との格差問題なども気になるところです。

  引き続き同書記主催の夕食会。強いお酒で何度も乾杯する中国方式です。胡書記と挨拶し握手。モンゴルの民族舞踊も披露され、和やかで有意義な懇親ができました。

  21時発の飛行機で北京にとんぼ返り。ホテル到着は23時でした。


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