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ニュージーランドかけある記
2004年9月18日
コンテナターミナルを視察/日本人気/香港日本人商工会議所

 午前中は、世界一の取扱量のあるコンテナターミナルを視察に行きました。

 コンテナを年間2000万個分取り扱うというターミナル。全容の説明を受けたあと、荷物の積み下ろしをコンピューターで管理しているシステムを見せてもらい、さらに、バスでターミナル内を視察しました。

 接岸している最大の船は全長300メートルもあり、8000個ものコンテナを積んでいます。まるで一つのビルが港に横付けされているような風景でした。迅速・確実にコンテナを積み下ろしする姿は壮観でした。

 日本でもアジアのハブ港湾を目指すとして、過大な見通しに基づく港湾施設の大規模化が次々と進められてきました。しかし、地理的条件や利便性を考えれば、とても香港に対抗できる様なものではありません。この間、大型港湾建設の見直しがやっと進んできましたが、ムダ遣いは早くやめるべきです。

 香港の人口は680万人。昨年の訪日香港人数は、SARSの影響で減少したとはいえ48万人。一年間で、人口の7%が訪日しているのですからすごいものです。訪日の目的は、仕事以外では、グルメと温泉、買い物だそうです。

 日本からの観光客が香港に来てブランド品をたくさん買い込んでいく姿がよく見られますが、以前ほどの割安感は減っています。逆に香港人が、「日本のほうがセンスのいいものが安い」として、日本に来てブランド品や日本製の衣類を買い込んでいく場合も少なくないそうです。

 実際、領事館の方に聞くと、領事館の関係者のある香港人の女性は毎年二回、東京にいってたくさん洋服を買ってくるそうです。

 私には、日本と香港でどちらがブランド品が安く手にはいるのかはよく分りませんが、香港の本屋をのぞくと、日本のアンアンやJJなどの女性ファッション雑誌も並んでいました。

 また、旅行地としては北海道が人気だそうで、本屋にも北海道のガイドブッが横積みされていました。香港の人が日本のファッションや文化に関心を持っているのは間違いないようです。

 3時過ぎにホテルに戻り、夕方まで休憩。ホテルのプールでひと泳ぎしました。この間、運動不足でしたから実に爽快でした。

 夜は香港日本人商工会議所の代表の皆さんとの懇談会。おいしい中華料理をいただきながら、香港経済の状況やなどについて意見交換しました。

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