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訪米日誌
2010年5月3日

NPT再検討会議を傍聴/原爆展テープカット

 いよいよ今日、NPT再検討会議が始まりました。朝から国連本部の総会場に入り、同会議を傍聴するとともに、引き続く各国代表との会談や、被爆者やNGOの皆さんとの交流を広げました。
会議ではまず、バンギムン国連事務総長、天野IAEA事務局長が演説。続いて各国代表の演説入りし、午前中はインドネシア、イランなど、午後にはスェーデンやアメリカの演説がありました。

 委員長らは9:30からのベトナム国連大使との会談へ。私と笠井さんは一足先に国連本部へ。ベトナムとも、完全に一致した実り多い会談が行われたとのことでした。

 バン事務総長は冒頭演説で、「会議は人類にとって極めて大きな重要性を持つ」と述べ、2000年会議で合意された「核兵器廃絶の明確な約束」の再確認を核保有国に求め、再検討会議の成功を呼びかけました。

 そして、今年の8月6日には、国連事務総長としてはじめて国連を訪問することを表明されました。すばらしいことです。大歓迎です。

 志位さんは、13時からイギリスの国連代表部との懇談。15時から再開された会議を再び傍聴し、16時からは国連のロビーで開かれた原爆展のテープカットに参加。会議終了まで一カ月間開かれ、世界に被爆の実相をひろげ核兵器廃絶をアピールします。

 この場で、司会をされた赤阪清隆事務次長や、高須幸雄国連大使にごあいさつ。赤坂氏より、被団協の坪井代表委員や広島、長崎市長らとともに私たちも紹介していただき、テープカットにも加えていただきました。

 この原爆展をぜひ、たくさんの皆さんにみていただきたいものです。

 

原水協シンポ/原爆証言/パドル・エジプト軍縮大使

 リバーサイドチャーチで開かれている公開シンポジウム「核兵器禁止・廃絶のプロセスをいかに踏み出すか――政府代表とNGOとの対話」に参加、教会の荘厳で大きな礼拝堂で挨拶できて感激でした。

 シンポジウムは原水協の代表団会議を兼ねて行われました。途中の参加でしたが、志位さん、笠井さんとともに壇上にあげていただき、志位さんがあいさつ。壇上から、大きな礼拝堂が日本からの参加者でいっぱいになっている姿に、日本の運動の大きなエネルギーを実感できました。

 

 挨拶を終えると国連本部にとんぼ返りし、被爆者の証言を聞くレセプションに参加。国連日本代表部などが主催したもので、日本の被爆者や、ブラジル在住の被爆者などが被爆体験を語り、「核兵器のない世界へ、いのちの限り訴える」と参加者に呼び掛けられました。

 この場で、ヒシャム・パドル・エジプト軍縮大使にお会いでき、日本共産党からのNPTへの要請にもとづき懇談することができました。


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