国会質問議事録

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「米軍の活動・基地被害・地位協定問題」の記事

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外交防衛委員会(米軍岩国基地の空中給油機増強計画/岩国、横田での米軍兵たん増強計画)

・米海兵隊が岩国基地に配備する空中給油機を2023会計年度半ばまでに17機に増強する計画を発表したことについて質問。沖縄から岩国基地への移駐は2014年に15機を移駐させ完了したにもかかわらず、なぜ増強されるのかと質した。岸防衛相は「情報交換をおこなっており、引き続き確認する」と答弁。アメリカが勝手に増強を発表してそれを承知していないというのでは、結局住民への押し付けになるだけだと強調した。/米軍がインド太平洋地域で中国に対抗して戦力増強を図る「太平洋抑止イニシアチブ」(PDI)に関して、米国防総省が4月に米議会へ提出した資料から岩国基地と横田基地で「戦時備蓄」として燃料備蓄を拡大する計画を持っていることが判明した問題をとりあげ、政府の認識を質した。岸防衛相は計画が(米国の)予算案に含まれているとし、一般論だとしたうえで「米国が安保条約上の義務を果たすために、あらゆる事態に対応するための後方支援基盤をしっかり整えておくことは重要だ。日米間で緊密に連携していく」と述べた。軍事の悪循環は日本を危険に陥れることを指摘し、兵站支援の強化は行うべきではないと主張した。

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外交防衛委員会(ロシアのウクライナ侵略/在日米軍駐留経費負担特別協定/海自鹿屋基地への米軍無人機配備)

・ロシアのウクライナ侵略に関する政府の対応について質問した。国連総会のロシア非難決議に棄権したインドの首相と岸田総理の首脳会談について質したのに対し、林外相は「一致して毅然とした対応する必要があると強調した」と答弁した。/新しい在日米軍駐留経費負担(思いやり)特別協定について、日本が経費負担をする嘉手納基地の米軍機の訓練移転先に新たにアラスカを加えた問題について質問した。政府が沖縄の負担軽減を経費負担の口実にあげるのに対し、昨年4月から今年1月までの離着陸回数で外来機が27%も占めることを示し、「負担軽減をいうなら外来機の規制こそ必要」と迫った。/日米両政府が海上自衛隊鹿屋航空基地に米軍無人機MQ-9の「一次展開」を検討している問題について質問した。イギリスの団体が調査報告書やデータを示し、同機が2007年から現在までに少なくとも72件の墜落事故をおこした事実を指摘し、防衛省の認識を質した。岸防衛相は「米軍の調査プロセスを通じて改善していると米側の説明を受けている」と答弁したのに対し、「無人機の技術は成熟までには遠く及ばず、月2回程度と頻繁に事故が発生しているのが現実だと警鐘をならしている」と指摘して、配備を中止するよう求めた。

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