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通常国会召集/あわただしい一日/所信表明演説

 今日から第180通常国会が始まりました。野田総理が消費税増税を最重要課題とするなか、「増税と社会保障削減許すな」の国民の声が初日から国会周辺に広がりました。

 いつもながら開会日はあわただしい。今回も時系列で紹介すると――

9:00 国会対策委員会
9:40 参院議員団会議
10:00 本会議第1ラウンド
10:10 政治倫理・選挙制度特別委員会
11:30 公開議員団総会で志位委員長があいさつ
12:35 国民大運動請願デモを参院議員団全員で激励
13:05 参院民主党の新幹事長、一川氏の挨拶まわりを受ける
13:30 国民大運動院内集会に参加
14:00 5.3憲法集会実行委の院内集会で挨拶
14:30 本会議第2ラウンドで政府四演説
16:20 参院論戦会議

 と、続きました。

野田総理の所信表明演説をはじめとした政府四演説は、自民党時代以上に官僚作文のつなぎ合わせで実に退屈。総理は、自民党の福田総理の施政方針演説の引用から始めました。そして、「税と社会保障の改革」についての麻生両総理の演説も引用し、「私が目指すものも同じです」とのべて自民党に与野党協議に応じるよう求めました。

 自民党政治を変えるといって政権交代しながら、自民党の総理の演説を引用して「目指すものは同じ」と言って恥じない――遂にここまできたか、と思いました。午前中の議員団総会で志位委員長は野田政権がことごとく国民の期待を裏切ってきたことを挙げて「民主党に国政を担う資格なし」と強調しましたが、所信表明演説はそのことをくっきりと示しました。

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