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骨抜き派遣法/裁判所速記官について質問/スピーディ/深夜の増税論議

 今日は各委員会でいっせいに予算の委嘱審査が行われました。法務委員会で質問立ち、裁判員制度の評議で速記録を活用したいという声にこたえるためにも、電子速記タイプライターの官費支給を求めました。

 10時から本会議。三本の採決だけで10分で終了しました。そのうちの一つが労働者派遣法改正案。抜け穴だらけの政府案を民自公三党修正で骨抜きにしてしまいました。しかも、厚生労働委員会での質疑はわずか一日。あまりにひどいものです。

 10:30から法務委員会。法務省と最高裁予算が審議の対象です。私は、裁判員裁判の評議で公判の速記録が必要だという裁判員経験者や弁護士会の声を紹介し、速記官のみなさんが開発してこられた電子速記のシステムの活用を求めました。

 速記官の九割以上は、コンピューターを内蔵したアメリカ製の速記タイプライターを使用しています。これを、速記記号を自動的に日本語に訳すソフトと合わせて活用し、正確、迅速に速記録を作成しています。

 ところが最高裁は、古い速記タイプライターの在庫があるからと電子速記タイプの購入に応じず、速記官のみなさんは一台40万円以上する電子速記タイプを消耗品も含めて自己負担しています。

 「私は、タッチが重くて職業病までうみ、自動反訳ができない古いタイプをつかえというのは、パソコンからそろばんに戻れというようなもの」とただすと、他党からも「なるほど」との声が。

 「速記官が将来の執務体制及び執務環境について不安感を抱くことのないよう十分な配慮をすべき、という参院法務委員会での付帯決議にも反している」と迫ると、最高裁は従来の見解を繰り返しつつも、速記官のみなさんとしっかり話し合うことは約束しました。

 質問終了後、文科省からスピーディーの担当者に来てもらい、原発事故の際の放射能拡散予測についてレクを受けました。

 宿舎で夜、質問準備をしていると、今日の質問をネット録画で見てくださった速記官の方からメールをいただきました。これを励みにもう一度働きかけをしたい、とのこと。お役にたてればなによりです。

 さて、民主党の消費税増税法案の党内議論は今朝の2:30ごろまで続き、怒号の中で執行部「一任」となったとのこと。法務委員会の民主党メンバーも「三時間しか寝てない」「眠い」とみんなぼやいていました。

 年末の辺野古環境評価書の深夜の沖縄県庁持ち込みもそうでしたが、闇夜に決めることにはろくなことがありません。

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