忙しい一日でした。午前中は日中議員会議で発言。午後から法務委員会で2回の質問。終了後は北朝鮮「ロケット」発射問題の本会議決議の対応。夜は中国全人代の皆さんの歓迎夕食会でした。
参議院と中国の全国人民代表者の交流メカニズムとして日中で交互に開催してきた日中議員会議は今回で五回目。中国から李建国団長以下9人、日本から江田五月団長以下19人が代表団として参加しました。
午前中は「政治・安全保障」、午後は「経済・社会・エネルギー」についてのセッション。私は午前中の「世界及び地域の問題」の議題に関して発言。「アメリカは果たして中国包囲網を作ろうとしているのか?」と問いかけ、世界の構造的変化のもとでアセアンをはじめとした東アジアの様々な地域共同機構をアメリカが無視できなくなっていること、こうした機構をさらに発展させることが重要だと強調しました。
今日は、参院の各常任委員会で大臣所信への質疑がいっせいに行われ、予算委は中央公聴会を開くという一番忙しい日。午前中のセッションが終わるとすぐに法務委員会に参加。午後のセッションは法務委での質問のために出席できませんでした。
午後の法務委ではまず大臣所信の質疑で、法務局の登記簿等公開事務を受託しているATGカンパニー、AIカンパニーに厚生年金保険法違反等で罰金50万の略式命令が出された問題を取り上げました。
この問題での質問は5回目。両社が様々な法律違反を繰り返してきたことを指摘してきました。法務省は昨年、いったんは業務停止処分にして改善指示を出しましたが「コンプライアンスが改善された」として契約を継続しています。
今回の刑事罰で、何の改善もされていないことが明らかになったのですから「契約解除すべき」と迫りましたが、法相は「事務に支障がでる」と答弁。「こんな会社に委託を続けることは法務省が法律違反にお墨付きを与えることになる」と批判しました。
民亊法務労組をはじめ、たくさんの傍聴に来てくださいました。その後、法テラスの特例法の質問。東日本大震災の被災者については民事法律扶助の資力要件をなくし、ADR等にも使えるようにしたもの。何点か確認するとともに、災害の度に特例法をつくるのではなく、恒久法を作ることを法相に求め、「検討する」との答弁でした。全会一致で可決。
その後、明日の本会議にかかる北朝鮮の「人工衛星」発射の中止を求める決議案について、議運との調整。終わって部屋に戻り、原稿チェックなどをあわただしく済ませ、中国全人代の皆さんの歓迎夕食会へ。
私の隣の席は、四川省選出の甘道明さん。四川大地震の復興状況、全人代の仕組みやアメリカの戦略の見方、知的所有権問題、文化交流の在り方などなど様々な話題で盛り上がりました。
愛知から嬉しいメールがありました。今日、名古屋の新しい原爆認定訴訟の第2回口頭弁論があった際、支援者集会で弁護団事務局長の樽井弁護士が昨日の私の予算委員会の質問を紹介し、「井上議員の質問に対し、小宮山大臣が前向きに検討したいと答弁した。この答弁を裁判で示して原告の認定を勝ち取るよう全力をあげる」と述べられたとのこと。原告の森さんも「井上さんが質問してくれたのは励ましになる」と語られたそうです。被爆者の皆さんの励ましになれば、何よりの喜びです。
参議院と中国の全国人民代表者の交流メカニズムとして日中で交互に開催してきた日中議員会議は今回で五回目。中国から李建国団長以下9人、日本から江田五月団長以下19人が代表団として参加しました。
午前中は「政治・安全保障」、午後は「経済・社会・エネルギー」についてのセッション。私は午前中の「世界及び地域の問題」の議題に関して発言。「アメリカは果たして中国包囲網を作ろうとしているのか?」と問いかけ、世界の構造的変化のもとでアセアンをはじめとした東アジアの様々な地域共同機構をアメリカが無視できなくなっていること、こうした機構をさらに発展させることが重要だと強調しました。
今日は、参院の各常任委員会で大臣所信への質疑がいっせいに行われ、予算委は中央公聴会を開くという一番忙しい日。午前中のセッションが終わるとすぐに法務委員会に参加。午後のセッションは法務委での質問のために出席できませんでした。
午後の法務委ではまず大臣所信の質疑で、法務局の登記簿等公開事務を受託しているATGカンパニー、AIカンパニーに厚生年金保険法違反等で罰金50万の略式命令が出された問題を取り上げました。
この問題での質問は5回目。両社が様々な法律違反を繰り返してきたことを指摘してきました。法務省は昨年、いったんは業務停止処分にして改善指示を出しましたが「コンプライアンスが改善された」として契約を継続しています。
今回の刑事罰で、何の改善もされていないことが明らかになったのですから「契約解除すべき」と迫りましたが、法相は「事務に支障がでる」と答弁。「こんな会社に委託を続けることは法務省が法律違反にお墨付きを与えることになる」と批判しました。
民亊法務労組をはじめ、たくさんの傍聴に来てくださいました。その後、法テラスの特例法の質問。東日本大震災の被災者については民事法律扶助の資力要件をなくし、ADR等にも使えるようにしたもの。何点か確認するとともに、災害の度に特例法をつくるのではなく、恒久法を作ることを法相に求め、「検討する」との答弁でした。全会一致で可決。
その後、明日の本会議にかかる北朝鮮の「人工衛星」発射の中止を求める決議案について、議運との調整。終わって部屋に戻り、原稿チェックなどをあわただしく済ませ、中国全人代の皆さんの歓迎夕食会へ。
私の隣の席は、四川省選出の甘道明さん。四川大地震の復興状況、全人代の仕組みやアメリカの戦略の見方、知的所有権問題、文化交流の在り方などなど様々な話題で盛り上がりました。
愛知から嬉しいメールがありました。今日、名古屋の新しい原爆認定訴訟の第2回口頭弁論があった際、支援者集会で弁護団事務局長の樽井弁護士が昨日の私の予算委員会の質問を紹介し、「井上議員の質問に対し、小宮山大臣が前向きに検討したいと答弁した。この答弁を裁判で示して原告の認定を勝ち取るよう全力をあげる」と述べられたとのこと。原告の森さんも「井上さんが質問してくれたのは励ましになる」と語られたそうです。被爆者の皆さんの励ましになれば、何よりの喜びです。