衆院本会議で、消費税増税法案や社会保障改悪法案の採決が強行され、民自公三党の多数で可決しました。直後に、議員面会所で開かれた抗議集会は怒りの声で一杯になりました。

　朝から、特別委員会の締めくくり総括質疑を院内テレビで視聴。午後からの本会議はNHKの実況中継で見ました。総括質疑には佐々木議員、本会議反対討論には高橋議員が立ちました。

　採決終了後、議員面会所で抗議集会が開かれました。参加した議員が一言あいさつ。私は「いよいよ論戦の舞台は参議院に回ってきた。徹底論戦と皆さんの闘いを結び付け、廃案に追い込むために参院議員団として全力をあげる」と決意を表明しました。

　志位委員長からも怒りの挨拶。やり方も中身もひどいことを厳しく告発し、「たたかいはこれから」「参院で廃案に追い込もう」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。

　国民の怒りの声が与党内にも亀裂を生み、増税法案には民主党から57人の反対者が出ました。自民党は、「造反者を処分しなければ参院で協力できない」と述べており、参院での審議日程はまだ何も決まっていない状況です。

　18時から公共事業チェックの会の総会と勉強会。会長である松野参院議員が法務政務官に就任したことに伴い、新井聰衆院議員に会長を交代しました。引き続き、東洋大学の根本祐二教授から「朽ちるインフラとシティ・マネジメント」と題しての講演をいただきました。

　1960,70年代に急速に進められた公共事業が50年をへて老朽化し更新の時を迎えており、現に様々な障害が発生していること、これからの更新投資の必要性や規模をしっかり把握して取り組むことの重要性など、示唆にとんだお話しでした。

一方、公共施設の統廃合などは、財政的側面と同時に住民自治や利便とも直接かかわる問題。住民参加と情報公開に基づく住民合意が欠かせません。