「欠陥機オスプレイの陸揚げはんたーい!」「岩国にも沖縄にもオスプレイはいらなーい!」――岩国市内で開かれたオスプレイ配備反対の集会に参加して挨拶。参加者皆さんと一緒に市内をパレードして訴えました。
自宅を朝出て新幹線と山陽本線を乗り継いで岩国へ。昼食は、広島駅で「お好み焼き」。わがソウルフードです。岩国駅から車で会場の市役所前広場に到着すると、山口県はもとより、低空飛行訓練の対象となる中国、四国地方や大分、近畿からもたくさんの皆さんが駆けつけておられました。
アメリカから運ばれてきたオスプレイが明日にも岩国陸揚げされるという緊迫したもとでの集会で、最終的に1100人の参加。マスコミ取材もたくさん詰め掛けていました
本部席で、岩国市長候補としても奮闘された吉岡集会実行委員長や沖縄から連帯の挨拶にこられた前田政明県議らに挨拶。集会の司会をされる県高教組の女性が国泰寺高校の先輩とお聞きし、しばしの同窓会でした。
集会が始まる直前に米軍三沢基地のF13戦闘機が根室沖で墜落したというニュースが飛びこんできました。吉岡さんが開会挨拶で紹介すると会場からは怒りの声が上がり、オスプレイの配備は許されないという思いはいっそう高まりました。
来賓として比例中国ブロックの石村智子候補とともに壇上にあがり、私が党議員団オスプレイ配備反対闘争本部の本部長代理として挨拶。(大要は末尾に)
前田沖縄県議の連帯挨拶、地元からの決意、連帯メッセージ、中四国代表の紹介と低空飛行訓練の実態報告、中央団体の連帯挨拶、集会アピールの採択と続き、最後に全員がオスプレイに×印のついた紙を掲げてアピール。
その後、岩国駅前までパレードをしました。商店の中から出てきて手を振る人、車の中から声をかけてくれる人など、市民からの声援
終了後、岩国駅から山陽本線に乗り、東京へ。
【集会挨拶大要】
日本共産党国会議員団のオスプレイ配備反対闘争本部の本部長代理で参院議員の井上哲士です。日米政府は、墜落事故を繰り返してきた世界で最悪の欠陥機・オスプレイを沖縄普天間基地に配備するために明日にも岩国基地への搬入を強行しようとしている。この暴挙を絶対に許さない、断固たる決意をもって挨拶します。
そして問題の根っこにあるアメリカ言いなりの政治を変えるために、来るべき衆院選挙で奮闘する、日本共産党衆院中国ブロックの石村智子さんとご一緒に参加してことを紹介させていただく。
オスプレイは普天間基地に配備され、沖縄全域で訓練を行います。それだけではない、ここ岩国飛行場とキャンプ富士に部隊を派遣し、全国7つの低空飛行訓練ルートを使って夜間も含む訓練を行います。さらにアメリカは、このルートだけでなく全国どこでも訓練を行う場合があるとしています。
これまで米軍機の訓練で何が起きてきたか。日本の航空法は、取材ヘリなどを想定して人口密集地では300m、それ以外でも150mという最低安全高度を定めている。ところが安保条約の下で米軍機は航空法の適用が除外され、全国各地で米軍戦闘機による騒音被害や墜落事故が相次いだ。
国民の怒りの中で、米軍も日本の航空法と同じ基準を守るという日米合意がされたが、それがまったく守られてこなかったことは、この間の事件でも明らか。先日、わがふるさと三次市の作木小の上空を超低空で米軍機がとんだ現場を視察した。
では、オスプレイはどのような訓練を行うのか。米軍の環境レビューはオスプレイが行う訓練活動に「防御戦闘演習」をあげています。米海兵隊のマニュアルによれば、固定翼機を相手とした戦闘を想定して行う演習。大変危険なもの。その最低高度はオスプレイは地上60メートル、固定翼機は152メートルと定めています。
さらにオスプレイは、「低空戦術」という訓練活動も行います。マニュアルによると「地形回避の技能の向上を目的として地上152メートルを下回る高度で飛行することを意図するもの」とされています。いずれも、はじめから、航空法の最低安全高度を下回る高度での訓練を行うものだ。日米合意など守る気などさらさらない。このような訓練をどこで行うのか。質問主意書を提出してただしているところです。
なぜこのような危険な訓練を行うのか。防衛省のパンフにもオスプレイは、「待ち構える敵を強襲して上陸する」作戦で、「来援部隊の受け入れ基盤の確保」「重要目標の制圧」を行うと明記。海兵隊の殴りこみ作戦の先頭にたつもの。このようなアメリカの侵略能力の強化ために、沖縄やこの岩国と全国の国民を爆音被害と墜落の危険にさらすことなど。絶対に許せないではありませんか。
オスプレイ搬入・配備反対の声は沖縄はもちろん、全国に急速に広がっています。全国知事会も反対の決議を上げました。ところがどうか。森本防衛大臣は配備計画の変更について「日本政府に条約上の権限はない」といい、野田総理は「配備は米国政府としての基本的な方針で、それをどうのうこうのという話ではない」と言ってのけた。いったいどこの国の政府なのでしょうか。藤村官房長官は「地元の理解を得られるように全力をつくす」と述べました。相手が間違っている。アメリカに対して配備やめよと全力を尽くすことこそが必要ではありませんか。
安保条約をたてにこのような危険な計画をすすめる。こんなアメリカ言いなり政治でいいのかという声へと広がっています。琉球新報は「日米安保崩壊への警告だ」と社説を掲げ、愛媛新聞も社説で「配備中止し安保見直す契機に」と述べました。
このままいけば安保体制の危機だと、これまで推進してきた自民、公明も、配備計画見直しを求めています。民主党の政調会長も政府に対し「米国の基地では住民反対運動で訓練延期という事例があるのに、日本で予定通りすすめるのは納得が得られない」「民意を軽く考えているのではないか」と配備計画の見直しを求めました。国民の声が追い詰めつつある。
さらに世論と運動を広げましょう。明日の陸揚げをストップさせよう。配備の先延ばしではなく、配備そのものを中止をさせよう、アメリカいいなりの政治おおもとをただそう。その根っこにある安保廃棄の旗を高く掲げて国会でも草の根でも、ともに闘う決意です。がんばりましょう。
自宅を朝出て新幹線と山陽本線を乗り継いで岩国へ。昼食は、広島駅で「お好み焼き」。わがソウルフードです。岩国駅から車で会場の市役所前広場に到着すると、山口県はもとより、低空飛行訓練の対象となる中国、四国地方や大分、近畿からもたくさんの皆さんが駆けつけておられました。
アメリカから運ばれてきたオスプレイが明日にも岩国陸揚げされるという緊迫したもとでの集会で、最終的に1100人の参加。マスコミ取材もたくさん詰め掛けていました
本部席で、岩国市長候補としても奮闘された吉岡集会実行委員長や沖縄から連帯の挨拶にこられた前田政明県議らに挨拶。集会の司会をされる県高教組の女性が国泰寺高校の先輩とお聞きし、しばしの同窓会でした。
集会が始まる直前に米軍三沢基地のF13戦闘機が根室沖で墜落したというニュースが飛びこんできました。吉岡さんが開会挨拶で紹介すると会場からは怒りの声が上がり、オスプレイの配備は許されないという思いはいっそう高まりました。
来賓として比例中国ブロックの石村智子候補とともに壇上にあがり、私が党議員団オスプレイ配備反対闘争本部の本部長代理として挨拶。(大要は末尾に)
前田沖縄県議の連帯挨拶、地元からの決意、連帯メッセージ、中四国代表の紹介と低空飛行訓練の実態報告、中央団体の連帯挨拶、集会アピールの採択と続き、最後に全員がオスプレイに×印のついた紙を掲げてアピール。
その後、岩国駅前までパレードをしました。商店の中から出てきて手を振る人、車の中から声をかけてくれる人など、市民からの声援
終了後、岩国駅から山陽本線に乗り、東京へ。
【集会挨拶大要】
日本共産党国会議員団のオスプレイ配備反対闘争本部の本部長代理で参院議員の井上哲士です。日米政府は、墜落事故を繰り返してきた世界で最悪の欠陥機・オスプレイを沖縄普天間基地に配備するために明日にも岩国基地への搬入を強行しようとしている。この暴挙を絶対に許さない、断固たる決意をもって挨拶します。
そして問題の根っこにあるアメリカ言いなりの政治を変えるために、来るべき衆院選挙で奮闘する、日本共産党衆院中国ブロックの石村智子さんとご一緒に参加してことを紹介させていただく。
オスプレイは普天間基地に配備され、沖縄全域で訓練を行います。それだけではない、ここ岩国飛行場とキャンプ富士に部隊を派遣し、全国7つの低空飛行訓練ルートを使って夜間も含む訓練を行います。さらにアメリカは、このルートだけでなく全国どこでも訓練を行う場合があるとしています。
これまで米軍機の訓練で何が起きてきたか。日本の航空法は、取材ヘリなどを想定して人口密集地では300m、それ以外でも150mという最低安全高度を定めている。ところが安保条約の下で米軍機は航空法の適用が除外され、全国各地で米軍戦闘機による騒音被害や墜落事故が相次いだ。
国民の怒りの中で、米軍も日本の航空法と同じ基準を守るという日米合意がされたが、それがまったく守られてこなかったことは、この間の事件でも明らか。先日、わがふるさと三次市の作木小の上空を超低空で米軍機がとんだ現場を視察した。
では、オスプレイはどのような訓練を行うのか。米軍の環境レビューはオスプレイが行う訓練活動に「防御戦闘演習」をあげています。米海兵隊のマニュアルによれば、固定翼機を相手とした戦闘を想定して行う演習。大変危険なもの。その最低高度はオスプレイは地上60メートル、固定翼機は152メートルと定めています。
さらにオスプレイは、「低空戦術」という訓練活動も行います。マニュアルによると「地形回避の技能の向上を目的として地上152メートルを下回る高度で飛行することを意図するもの」とされています。いずれも、はじめから、航空法の最低安全高度を下回る高度での訓練を行うものだ。日米合意など守る気などさらさらない。このような訓練をどこで行うのか。質問主意書を提出してただしているところです。
なぜこのような危険な訓練を行うのか。防衛省のパンフにもオスプレイは、「待ち構える敵を強襲して上陸する」作戦で、「来援部隊の受け入れ基盤の確保」「重要目標の制圧」を行うと明記。海兵隊の殴りこみ作戦の先頭にたつもの。このようなアメリカの侵略能力の強化ために、沖縄やこの岩国と全国の国民を爆音被害と墜落の危険にさらすことなど。絶対に許せないではありませんか。
オスプレイ搬入・配備反対の声は沖縄はもちろん、全国に急速に広がっています。全国知事会も反対の決議を上げました。ところがどうか。森本防衛大臣は配備計画の変更について「日本政府に条約上の権限はない」といい、野田総理は「配備は米国政府としての基本的な方針で、それをどうのうこうのという話ではない」と言ってのけた。いったいどこの国の政府なのでしょうか。藤村官房長官は「地元の理解を得られるように全力をつくす」と述べました。相手が間違っている。アメリカに対して配備やめよと全力を尽くすことこそが必要ではありませんか。
安保条約をたてにこのような危険な計画をすすめる。こんなアメリカ言いなり政治でいいのかという声へと広がっています。琉球新報は「日米安保崩壊への警告だ」と社説を掲げ、愛媛新聞も社説で「配備中止し安保見直す契機に」と述べました。
このままいけば安保体制の危機だと、これまで推進してきた自民、公明も、配備計画見直しを求めています。民主党の政調会長も政府に対し「米国の基地では住民反対運動で訓練延期という事例があるのに、日本で予定通りすすめるのは納得が得られない」「民意を軽く考えているのではないか」と配備計画の見直しを求めました。国民の声が追い詰めつつある。
さらに世論と運動を広げましょう。明日の陸揚げをストップさせよう。配備の先延ばしではなく、配備そのものを中止をさせよう、アメリカいいなりの政治おおもとをただそう。その根っこにある安保廃棄の旗を高く掲げて国会でも草の根でも、ともに闘う決意です。がんばりましょう。