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大飯原発再稼働で予算委質問

 予算委員会で質問に立ち、大飯原発の再稼働問題で野田総理や枝野経産大臣と論戦しました。NHK中継を見ていただけましたか?

 9:00から開かれ、予定より遅れて17:30まで開かれた予算委員会。総理はじめ全閣僚出席で開かれました。私の持ち時間は片道6分。答弁時間はカウントしない参院予算委独特のやり方で、質問には工夫が必要です。

 今日のポイントは福島の事故は津波が主因だとして、大飯原発をどんな地震が襲うかのまともな検証もないまま、地震想定も見直さずに再稼働することの道理のなさを浮き彫りにすること。

 政府は3.11以降も大飯原発の基準地震動を700ガルから見直す必要がないとしています。それでいいのか。まず文科大臣に質問。3.11を受けた日本海側の海底活断層の調査は来年度から取り組むとの答弁でした。ようするにこれから。

 次に気象庁長官に質問。柏崎刈羽原発に大きな被害をもたらした中越沖地震クラスの地震が日本とその周辺で、年間平均で19回発生し、昨年は116回発生しているとの答弁。さらに、日本で、大きな地震が絶対ないといえる場所はないことも答弁がありました。

 どこでも大きな地震が発生しうるし、日本海側の活断層調査はこれから。となると、原発の安全は少なくともこれまで原発であった最大の揺れを想定する必要があります。地震学者の石橋氏は柏崎刈羽の1699ガルを考慮すべきと指摘されています。

 この1699ガルでチェックすると、大飯原発ではストレステストで限界点とされた1260ガルを大きく超えてしまいます。大飯でこれだけの揺れがないと断言できるのか、とただすと経産省は「柏崎刈羽と大飯では地下構造が違う」などと言い訳。

 私は、活断層調査も来年からというのに、なぜ無いといえるのか。あらなた安全神話だと追及すると、総理は「今のレベルでは知恵を尽くした」と言い訳しましたが、3.11をうけて地震想定の見直しもしないで何が最新の知見でしょうか。

 さらに大飯原発敷地内の破砕帯が活断層の可能性があるという専門家の指摘も示し、「活断層なら、地震で地表にずれが生じる。再稼働などできない。中止して、発掘調査をせよ」と迫りました。

 質問後部屋に戻ると、「日本で地震の起きない安全なところはないことがはっきりしてよかった」「再稼働反対。がんばってください」などのメールや電話をいただいていました。ありがとうございます。

 夕方から夜は、赤旗原稿のチェックなど。20時からプールでひと泳ぎ。爽快!!

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