参院本会議で税と社会保障の一体改革の特別委員会の設置が議決されました。終了後、広島県北の米軍の低空飛行訓練の問題の調査のため、空路広島へ。増田三次市長との懇や被害調査を行いました。

　特別委員会について、日本共産党はそれぞれの法案を関係常任委員会で十分な審議を行うべきであるとして設置に反対しました。

　本会議終了後、議員団の論戦打ち合わせなど。午後の便で羽田から広島に向かいました。初めてのったB787はなかなか快適でした。

　広島空港で皆川けいし参院選挙区候補の出迎えを受け、車で三次市役所へ。ここで、花岡多美世広島6区候補、須山敏夫三次市議、「米軍の低空飛行訓練の即時中止を求める県北連絡会」の岡本幸信事務局次長らと合流し、増田市長との懇談に臨みました。

　広島県北地域は、ブラウンルーとエリア567という米軍の低空飛行訓練ルート・空域があります。同連絡会はこの地域の地方自治体や住民、諸団体で構成され、被害実態の調査や抗議、申し入れなどを取り組んできました。

　増田市長から、これまでの被害の実態や低空飛行中止を求める取り組みなどについてお話を聞きました。以前より飛行回数は減っているとのことでしたが、岩国基地からのオスプレイの訓練が行われれば、また被害が拡大する恐れもあり、その前に声をあげることが重要ではないかと意見交換をしました。

　増田市長は、「安保には様々な意見があっても住民の安全・安心を守る立場から低空飛行訓練は反対」と改めて強調されました。

　その後、昨年12月に上空で米軍機2機が低空飛行をして大問題になった作木小へ。合併前の作木村議だった岩佐さんらに案内していただきました。当日は小学校の真上を、爆音をとどろかせ、超低空で通過。昼休みで多くの子どもがいた校庭は「多大な恐怖」（同市要請書から）に包まれ、悲鳴を上げる子や泣きだす子もいたとのこと。

　これまでも、小学校などがある谷にそって山崩れが起きたのかと間違えるような爆音で、低空訓練が行われてきました。

　さらに旧作木村内を移動して、住民の方からお話を聞きました。近くにある大きな鉄橋を目印にした訓練が行われており、山の稜線から現れた米軍機が橋にむかって稜線よりも下を飛行する様子などをお話しいただきました。大変な轟音とともに、自分に向かってくるのではないかという恐怖心など生々しいお話でした。

　終了後、三次市内で開かれていた十日市町の党支部の会議に顔を出して一言挨拶。父が生前に仕事の関係でお世話になった方がいらしてびっくりしました。夜は市内に住む母の家に泊まり。