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質問準備/大飯問題の緊急勉強会/国会事故調

 終日、原発問題にかかわった一日でした。火曜日の予算委員会での大飯再稼働問題の質問準備をしつつ、昼過ぎからは大飯原発敷地内の破砕帯問題での院内緊急勉強会。夕方には、本日発表された国会事故調の報告書説明会に参加しました。

 大飯原発問題の国会議員・市民緊急勉強会は超党派国会議員の呼びかけで開かれたもので、私も呼びかけ人の一人として参加しました。6月末に大飯原発の敷地内まで視察に入られた東洋大学の渡辺満久教授から敷地内の破砕帯の問題について報告。

 渡辺教授は、F6破砕帯が活断層である可能性について述べられ、現地視察の結果、わずかな日にちで掘削調査が可能な箇所が三か所あると報告。経産大臣が、F6破砕帯が活断層である可能性について「新しい知見ではない」と述べていることに対し、「『新しい知見』かどうかではなく、活断層であるか否かが問題。過去の知見の評価が間違っていた可能性を指摘しているのであり、ただちに調査すべきだ」と強調されました。

 17時過ぎから開かれた、東電福島原発事故調査委員会の報告書説明会。今日、6ヵ月間の調査をへて報告書が発表され、黒川委員長ほか全委員が揃って国会議員に対する報告を行うもの。

 国会にこのような独立した調査委員会が設置されたのは初めてのこと。報告では、事故の根源的原因として次のようにのべています。

――歴代の規制当局と東電の関係について、「規律する立場とされる立場が『逆転関係』となることによる原子力安全についての監視・監督機能の崩壊が起きた点に求められる。
――何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、今回の事故は「自然災害」ではなくあきらかに人災である

 重要な指摘です。説明会では、一部マスコミがこの「人災」という言葉をもっぱら、官邸の事故対応のまずさという意味で報道していることに言及があり、そういう狭い意味ではなく、歴代政権のこれまでの対応について述べたものだと強調されました。

 報告書は600ページにもわたるもので、英文も同時に発表されました。しっかり読み込んで、今後に生かさなくてはなりません。

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