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登記簿公開事務で入札不調が続出

4087_1.jpg法務局の登記簿公開・閲覧事務の委託のための競争入札で入札不調が続出した問題で、民事法務労組から事情を聞き、法務省民事局からレクを受けました。

 全国53カ所で10月に行われた競争入札で、1度目で落札したのはわずか11件。その後、再入札では12件が不調となり、再々入札も行われましたが、落札がなく随意契約を結んだのは5件となりました。

 法務省は、「結果として市場価格を反映していなかった」として、3局での入札を来年予算に伸ばし、その分の予算を今回の予算に加えて再度積算をして予定価格を見直しましたが、それでも不調が相次いだのです。

 この間、低価格競争のもとで、年金保険料の虚偽申告や労基法違反を繰り返す悪徳業者が受注してきたことを何度も問題にし、これらの業者の契約は取り消され、再発防止のための入札要綱の改定もされました。

 にもかかわらず、前回の入札を基準にした低い予定価格で入札が行われたことが異常な結果となった最大の問題です。

 市場化テスト法は「官民で競争入札を行うことにより、価格・質の両面でもっともすぐれたものがサービスを提供する」としていますが、実態は低価格を競い合うだけになっています。

 私は、適切な予定価格に見直さなければ、労働者に低賃金や悪条件が押し付けられ、結果として登記への国民の信頼を失うことになりかねないと強調。登記公開事務を市場化テストの対象から外すことを含めた抜本的見直しが必要だと指摘しました。

 今日は、新年のあいさつや記事の直し、日程の打ち合わせなどなど。途中、平野前復興担当大臣など辞任のあいさつに来られました。

 夜は、年末で定年退職する、相澤秘書の送別会。

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