参院代表質問に2日目。10時から16時すぎまでの長丁場で、午後には日本共産党の市田忠義書記局長が質問に立ち、安倍総理をただしました。
市田さんは、総理が所信表明演説で「どれだけ働いても暮らしがよくならない」とのべたことをとりあげ、賃金が97年をピークに102万円も下がったのが自然現象でなく自民党政権時代からの雇用破壊の政策の結果であることをただしました。
集団的自衛権行使の問題では、所信表明では何も触れない一方で、日米首脳会談で議論したいとインタビューで述べていることを上げ、歴代政権の見解を覆し、憲法にかかわる問題を「まずは、アメリカ大統領と議論する、いったいどこの国の首相か」と迫ると、他党の議員からも共感の声が上がりました。
また、自民党の改憲による「国防軍」構想を批判し、「侵略戦争の反省を踏まえて、二度と『戦争はしない』『軍隊を持たない』と定めた憲法を掲げて国際社会に復帰しました。そして戦後67年間、戦争による犠牲者を1人も出さないという世界でも稀な、名誉ある地位を築いてきたのです。そのことがまた、世界中の人から尊敬を集め、紛争防止や世界の平和秩序作りに大きな役割を発揮してきたのではありませんか。其の光輝ある地位を守り続けることこそ、日本の真の平和の道である」と結びました。
近くに座っている他党議員からも「格調高いですね」という声がかかりました。
今日も総理の答弁は極端に短く、予定より1時間以上短い本会議となりました。総理の答弁は政策のタイトルを述べて、進めていくとかさらに検討したいとかいうばかりで具体性がなく、都合の悪いことははぐらかすばかり。
終了後、明日朝からの豪雪調査のために新潟県の上越市へ。新幹線で越後湯沢に向い、在来線に乗り換えます。金曜の夜とあってスキー客でいっぱい。早速、宴会をはじめるグループも。いいなあ。
参院代表質問で市田さんが登壇
2013年2月 1日(金)