午後からの予算委員会で質問に立ち、TPPの日米共同声明について、総理が、「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になった」としていることのごまかしをただしました。
質問ではまず、すべての物品を交渉対象とし、「関税と非関税障壁を撤廃」というTPPの大原則は何も変わっていないことをただすと、岸田外相は「TPPの輪郭の内容が変更されたとは承知しないない」と認めました。
さらに安倍総理が「聖域なき関税撤廃でないことが明確になった」と述べていることについて、TPPの大原則が変わらない以上、「交渉の中で例外を主張することは妨げない」という程度だと指摘。「交渉の結果、例外が認められる保証があるのか」とただすと、総理は、「結果は交渉の中で決まっていく」とのべるだけで何の保証もないことを認めました。
さらに自民党の公約6項目については、何一つ満たされていないことも認めましたが、TPP交渉参加が総選挙での公約違反であることを認めない総理。10分という短い質問時間が残念です。
質問で使った、総選挙での山形2区の自民党候補のポスター。「TPP断固反対 ウソつかない ブレない」というもの。この候補には安倍総理も応援に行っています。委員会室で示すと、どよめきが起こりました。総理に、このポスターのようにTPPの公約についてウソつかない ブレない答弁を求める」と切り出しましたが、ごまかし答弁に終始しました。
このポスターは、ここ数日、FBでかなり拡散していたのですが、サイズが小さくて、パネルにできません。なんとか最初の写真を撮った日本共産党の高橋・米沢市議さんにたどり着くことができました。昨夜、メールで送ってもらい、今日の質問に間に合いました。様々な人の協力をいただいてできた質問です。
昼過ぎに、開会前の「私立高校の学費負担を考える院内集会」に顔をだしてから予算委員会へ。予算委員会の途中、「オスブレイ配備撤回・低空飛行訓練中止」署名の提出集会に参加して挨拶しました。
私立高校学費/オスプレイ反対署名提出/予算委で質問
2013年2月27日(水)