京都や石川、静岡の民医連の皆さん要請を受けた後、参院予算委の集中審議の応援傍聴。アメリカの例も示して最賃引上げを迫った大門議員の質問に、麻生財務相は「大変参考になる」、安倍総理も「重要なご指摘」と答弁。他党議員からも「いい質問だ」の声があがりました。
大門議員は実際に最賃引き上げを行ったアメリカで、全米1000社の社長らが出した「最賃の引き上げはビジネスにも地域社会にも利益」との声明を紹介。
その中では、「最賃引上げは、消費者の購買力を高め、労働者の移動を減らし、生産性を高め、製品の品質を高め、消費者の満足度を高め、会社の評判を高め、したがってビジネスにも利益になる」
「州の最低賃金を5.15ドルの連邦最低賃金以上に引き上げている州ではそうでない州より雇用情勢がよく、小企業の経営も良好である」「最低賃金引き上げを批判する論者の予測と反対の結論になっている」と述べています。
安倍総理も麻生財務相もうなづきながら質問を聞き、総理は「中小零細企業が賃上げするのは勇気がいることだが、結果として業績が改善していくことになれば、これはまた別の話になる。我々もそうしたことを研究しなくてはならない」と答弁。
今日の大門議員の質問で安倍総理も、「業績が上がったら賃上げをお願いする」ではなく、「賃上げしてこそ、企業の業績を伸ばし、景気も良くなる」ことが少しは分かったようです。
その立場で経済界に強く迫るとともに、最賃引上げのための中小企業支援予算がアメリカは8800億円、日本はわずか26.5億円という実態を直ちに改める必要があります。
民医連の代表の皆さんからは、「介護保険制度の『緊急改善』を求める陳情書」と請願署名を受け取り懇談。初めて国会要請行動に参加された介護職員の方や、石川県の特養待機者の会の方から現場の実情や要望をお聞きしました。
夜は元日本共産党参院議員団事務局長の織田優さんのお通夜に参列しました。私が初当選した時の事務局長さんで大変お世話になりました。秘書や議員のOBの皆さんの懐かしいお顔に出会うこともできました。
笠井亮衆院議員、吉川春子元参院議員団長らから「お別れの言葉」があり、織田さんの思い出や感謝の気持ちが語られました。織田さん、ありがとうございました。合掌。
京都、石川、静岡民医連/予算委大門質問/織田さん通夜
2013年2月20日(水)