予算委集中審議で質問に立ち、日本の侵略戦争や橋下氏の慰安婦問題発言への認識をただしました。質問の動画はこちらから。
http://www.jcp.or.jp/web_mov/2013/05/post-681.html
安倍総理は、午前中の他党への答弁で、橋下氏の慰安婦必要発言について、「政府と立場は違う」というが、「慰安婦が必要だった」ということを否定するのか、認めるのかはあいまいにしたままでした。よし、ここをさらにただそうと、原稿を補強して午後の質疑にのぞみました。
私は、まず、橋下発言が、女性を性の道具、戦争遂行の道具にして当然だというものであり、被害者を再び傷つけ、女性全体の人権を踏みにじるものだと指摘。公人としての資格が厳しく問われていると強調しましたる
そして、安倍内閣の閣僚が「タイミングが悪い」とか「当時は必用だから会ったのだろうが、今、強調するべきことか」などと発言していることを示し「橋下発言のタイミングは悪いが、中身は問題ないとうのが安倍内閣の立場か」とただしました。
それでも総理は「立場が違う」「他党の発言なので」と繰り返すばかりで、最後まで、「従軍慰安婦が必要だった」ということを否定しませんでした。私は、海外メディアが、橋下発言と安倍氏のこの間の言動を一体のものとみていることを紹介しましたが、総理自らがそのことを浮き彫りにしました。
橋下発言への厳しい世論の広がりを見た自民党は、自分たちが同根であることが国民の前にさらされることがよほど恐れているのでしょう。激しいヤジが飛ぶ質問になりました。
終了後、たくさんの皆さんからメールや電話で激励をいただきました。「良かった」という声とともに「質問時間が短すぎる」という声も。参院選で勝利して議席を増やし、質問時間をもっと増やしたいと改めて痛感しました。
集中質疑の後、しめくくり総括質疑があり、18時30から本会議。反対多数で否決となり、両院議員協議会が開かれることに。協議会で成案を得ることができず、衆院の議決が国会の議決になると議長が宣言した三ラウンド目の本会議が終わったのは22:45頃。予算が成立しました。
その後、各会派の挨拶回りをした安倍総理らを山下議員団長らと控え室で迎えました。宿舎到着は23時過ぎ。長い一日でした。