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NSC設置法案を可決

  IMG_1146.JPG今日の参院NSC特で、自公民み維の賛成多数で日本版NSC設置法案が可決。日本共産党は、仁比議員が反対討論に立ち、秘密保護法と一体になり戦争する国づくりを進めるものと反対しました。

 採決の前の質疑には私が立ち、アメリカによる外国指導者等への盗聴問題を取り上げました。日本の在米大使館も盗聴されていますが、政府は抗議もせず「いっそう緊密に意思疎通をはかる」と繰り返すばかりです。

 米国家情報長官クラッパー氏は10月29日、この問題について米下院で驚くべき居直り証言をしています。「情報機関に最初に学ぶ基本は、指導者の考えをどう知るかということだ。どんな指導者でも対象になる」「(通信傍受の目的は)外国首脳の発言が実際に起きていることと符合するのかを確認するため」と述べ、同盟国を含む外国首脳の通信の盗聴を認め正当化。

IMG_1147.JPG 2010年から「情報保全に関する日米協議(BISC)」が行われていますが、その米側メンバーとして米国家情報長官室も参加しています。日本を盗聴している相手と情報保全について協議しているのですから驚きます。この協議の場で、同盟国首脳の盗聴を正当化する米側の姿勢をただしのたかと聞いても、「実態把握につとめる」とのべるだけ。

 盗聴による主権侵害に抗議できず、アメリカのねつ造情報をうのみにしてイラク戦争を支持したことにも反省もなし。日米同盟強化としてNSCで情報共有を強めることはアメリカへの従属を強めイラク戦争の時のような過ちを繰り返すだけです。

 与党は今日にも衆院で情報保全法案の採決を強行する構え。絶対に許されません。

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