今日は参院の各常任委員会で来年度予算案の委嘱審査がいっせいに行われました。私は午後から開かれた外交防衛委員会で質問に立ちました。
一つ目のテーマは京都府京丹後市の経ヶ岬に作られようとている米軍Xバンドレーダー基地の問題。先日の質疑で、日米地位協定の環境補足協定の日米共同発表に米側の責任が何もかかれてないとただした際に外相は米側は日米環境管理基準(JEGS)を適用することになっているとの答弁。
そこで、経ヶ岬の基地でもJEGSを適用した調査をアメリカに求めたのかと聞くと「米側の運用なので答える立場にない」というふざけた答弁。日本の土地に作られようとしているのであり、環境調査もなしに着工するなど許されないと迫り、米国の先制攻撃と一体の基地計画の中止を求めました。
もう一つのテーマは防衛調達の問題。防衛省では随意契約の下で様々な不正事件が続発してきました。06年以降、一般競争入札を大幅に増やしましたが、今度は官制談合が続発しています。自衛隊員の防衛産業への天下りによる癒着体質をただすことが必要です。
ところが防衛省は昨年から、随意契約を大幅に増やす見直しを行っており、まさに逆行です。一方、陸自へりUH-X受注をめぐる官製談合で昨年、取引停止処分になっている川崎重工に対し、昨年の天下りにゼロになったものの、今年はすでに1人の天下りがあったことが答弁で明らかになりました。
ほとぼりがさめたら天下りを復活させる従来のやり方です。私は、改めてこのような癒着体質を厳しくただすことを強く求めました。
17時から議員団会議と法案審査会。