午前中は県土木事務所からリニア関連道路について、中津川市からリニアとまちづくりについてそれぞれ説明を聞きました。痛感したのは、乗降客や経済効果の数値、環境への影響、自治体の財政負担の規模など、なにも明確なものがないままに、「バラ色」の話だけが先行していること。
にもかかわらず、秋にも着工となれば「もう決まったこと」として進められ、環境被害や重い財政負担だけが住民にのしかかることになりかねません。JRの住民に対する説明と議論が決定的に不足しています。地方自治体も強引に進めるべきではありません。
途中、中津川公園の母子像「平和
午後は愛知県に移動し、春日井市で工事の残土排出による影響や、地下に広く残っている旧亜炭鉱の坑道にたまった地下水が工事で変動することによる地盤の崩落の危険性について現地を見ながら説明を受けました。
さらに名古屋駅周辺に移動。大深度でない地域の皆さんからお話を聞くとともに、開削工事にかかる西祐寺の御住職や駅予定地近くの西銀座商店街の方からもお話を聞きました。ここでも、JR側からはルートや工事の影響等について何の説明もなく、住民の皆さんから不安の声が広がっています。
最後に駅近くのビルで住民懇談会。様々な質問とともに貴重なご意見をいただきました。党議員団として引き続き、沿線での調査活動や懇談会を行ないます。