二年前のテレビ中継入りの予算委質問で、「TPP断固反対 ぶれない ウソつかない」という自民党のポスターをパネルで示して大反響がありました。実はこのポスターは、山形県米沢市の高橋ひさし市議が撮ったものなのです。今日の米沢市の新春の集いで、当時の写真も掲げながらお話しをしました。
当時は安倍政権の発足直後で、選挙公約を破って交渉参加入りすることが大きな焦点となっていました。そこで、予算委員会の前日の午後に急遽、私の質問のテーマをTPP問題に変えることにしたのです。さて、短い時間の中でどう追及するか、と相談した時に、ある秘書さんがネット上で拡散し始めたばかりのこのポスターを発見し、「これだ!」ということになりました。
ところが、ネット上の写真のサイズが小さくてパネルにできません。そこで、なんとか発信元をたどっていくと、なんと高橋市議のブログだったのです。地区委員会に連絡して電話番号をお聞きしましたが、連絡が取れません。そこで、まだ貼られているポスターを探して、撮ってくれないかお願いましたが、大雪に埋もれてわからないとのこと。
困惑していると、やっと夜に高橋市議と連絡が取れました。選挙中に撮った写真をすぐにメールで送ってもらい、パネルに引き延ばして翌日の朝の理事会に間に合いました。予算委員会でこのパネルを示したときの委員会室がどよめきや安倍総理の困った顔を思い出します。
草の根の議員の力と国会がネットで結びついた連係プレー。その後、我が事務所にもずいぶん問い合わせや、写真を使わせてほしいという依頼があり、どんどん拡散されました。私の質問の後、自民党が市内中でポスターをはがして回っていたという話も今日、聞きました。
公約違反は許さないという声を広げ、未だにTPP参加を許していない闘いを作るうえで、少なからぬ貢献をしたのがこのポスターの写真。今日の集いで改めてお礼を申し上げ、TPP参加を許さない闘いをさらに広げようと参加者の皆さんに呼びかけました。