今日は終日、安保特で総理、テレビ入りの質疑。私は、沖縄での米軍ヘリ墜落事故で二つの追及をしました。
一つは、政府がこの事故について米国の発表待ちで、まともに事実を把握していないこと。しかも原因究明と再発防止策もないうちは飛行停止を求める県議会や関係自治体の要請を無視して同型機の飛行を再開し、事前通告のルールを破ってパラシュート降下訓練が行われても抗議もしていない政府の姿です。
米国に抗議もできない日本が米からの軍事的要請に主体的判断などできるのか、とただしました。
もう一つは、この訓練が日米の特殊作戦部隊による共同訓練だったこと。米の特殊部隊は、イラクやアフガン戦争、ビンラディン殺害などに関わり、国際法のルールさえ破った特殊作戦に従事してきました。新ガイドラインには初めて日米の特殊部隊の協力が盛り込まれ、現に国民の知らないうちに共同訓練が行われてきたのです。
日米共同訓練の実態を先行させ、新ガイドラインで明記し、さらに戦争法案で法整備をする――今回の訓練が日米の軍事一体化進める法案の先取りではないかと、総理に迫りました。
政府は相変わらずの不誠実な答弁でしたが、夜の報道ステーションでも私の質問を取り上げてくれました。
今日は福井の日本共産党の地方議員の皆さんらが政府への要請行動に来られました。少しだけ、委員会室を抜けて、みなさんにあいさつし、要請行動の冒頭だけ藤野衆院議員とともに同席しました。
午前中の質疑は民主党議員の際の政府答弁で何度も中断し、場内協議に。全体で一時間以上遅れ、9時から18時過ぎまで、8時間以上の委員会となりました。やれやれ。