参院スペイン・モロッコ公式訪問五日目。北アフリカは古くから文明が栄えた地域で、首都ラバトにも遺跡が残っています。
まず、紀元前のローマ時代の遺跡であるシェラ遺跡に立ち寄りました。当時の邸宅や浴室の跡などがあります。続いてモハメッド五世廟を訪れ、献花しました。
その後、モロッコ参議院を訪れ、エル・アンサリ副議長と懇談。
50社以上の日系企業が進出し雇用を創出していることやODAによる貧困や教育への支援などへの謝意が述べられいっそうの議会間交流の促進が提案されました。
マスコミ取材も多数あり、注目の高さをを感じました。続いて本会議場を見学。赤を基調としたモダンな装飾と、伝統的な細かい彫刻が調和したものでした。
お昼は、「日系企業連合会」の会員の皆さんとの昼食会。様々なご苦労や今後の課題、展望をお聞きしました。モロッコの人たちは親日的で、
海鮮料理が美味でした!実は日本のタコの輸入元一位はモロッコでイカもたくさん輸入しているのです。
その後、メディナ(旧市街)の市場を視察。 色鮮やかで、精巧な工芸品が所狭しと並んでいます。
夜はモロッコ参院主催の夕食会。民族楽器の演奏を聴きながら、タジン鍋の料理やクスクスなどモロッコ料理を味わいました。
ここでもモロッコ参院側からの話題の中心は、日本からの投資や日本への輸出の拡大。私からは、最近のモロッコ観光の人気の高まりといっそうの観客増の可能性などについてお話ししました。
モロッコでは昨年十月の衆院選挙で、イスラム穏健派の「公正と発展党」が第一党となり、引き続き現職のベンキラン氏が首相に任命されました。単独過半数を獲得できなかかったため、連立政権を模索中ですが、いまだに目途が立っていません。そうした難しい状況のなかでありながら、歓迎をしていただいたことに感謝です。