東京を朝出て京都へ。連休後半初日で朝から東京駅はごった返していました。各紙を買って新幹線車内で読むと、「読売」は安倍総理の独占インタビューを掲載。2020年施行を目標に改憲し、その最優先課題として9条に自衛隊を明記する事を目指すというもの。総理が、改憲の期日と条項を具体的に示したことはかつてないこと。重大です。
早速、午後から円山音楽堂で開かれた「5・3憲法集会in京都」(憲法9条京都の会主催)でのあいさつでこれを取り上げました。
「総理は九条に自衛隊を明記する理由として『違憲かもしれないけれど、何かあれば命を張ってくれ』というのは無責任だと述べました。しかし、九条に自衛隊を書き込めば、単に追認するにとどまりません。これまでの憲法上の制約が取り払われ、海外での武力行使がいよいよ無制限になります。侵略戦争の痛苦の反省から、二度と海外で戦争しないと誓った九条を変え、自衛隊員に海外で命を張れと命ずることこそ無責任でありませんか。NHK調査でも九条改正必要内は57%、必要は25%に過ぎません。国民多数の声で、改憲の野望を打ち砕こうではありませんか」
集会には穀田衆院議員も参加。自由党、社民党、新社会党、緑の党の代表が挨拶し、民進党からもメッセージが寄せられました。「みつめよう日本の現状 平和とくらしの共同の発展を」と題して冨田宏治関西学院大学教授の講演があり、参加者は2800人。集会後、京都市役所までの憲法パレード。