衆院議員会館で開かれた日韓、韓日議員連盟の合同総会に参加。毎年、日本と韓国で交替で開催されます。昨年のソウルの総会にも参加しました。両国の議連会長の挨拶に続き、両国の総理のメッセージ、衆院議長挨拶など続き、最後に両幹事長から基調演説がありました。
両会長をはじめ大半の人が触れたのが、来年は日本が「痛切な反省と心からのお詫び」を表明した金大中大統領と小渕総理の共同声明から20周年だということ。この声明の精神を土台に両国間の諸懸案を解決し、友好を深めたいものです。
午後からは六つの分科委員会に分かれて議論し、それぞれで共同声明の文案をまとめました。私が参加した安保外交委員会では、北朝鮮問題について「制裁・圧力」に加え、議論を通じて「北朝鮮の核・ミサイル問題を平和的に解決するために緊密に協力」という文言が入りました。
通訳を交えての2時間半の議論でしたが、両国の共通点と違い、韓国の与野党の考えの違いなどもよくわかり、非常に有意義な議論でした。私も偶発的衝突の危機を回避するための対話の必要性などについて発言しました。閉会総会で各分科委員会の報告を受け、最後に満場の拍手で共同声明を採択して終了しました。
昨夜のノーベル平和賞授賞式を朝の番組で報道していました。ICANの受賞が発表された時、喜びと共に「日本被団協に贈ってほしかった」という思いもありました。でもICANが発表後の会見で「これは被爆者に捧げられた」とのべ、授賞式には日本の被爆者にも招待がありました。心の底から嬉しい。核兵器禁止条約実現に声を挙げた全ての被爆者と市民が受賞したものです。