福井県豪雪調査二日目。午前中は県庁、午後は福井市役所を訪れて豪雪被害へのお見舞いを申し上げ、被害状況や対応、国への要望などお聞きししました。
県庁では山田副知事に応対していただき、南県委員長、金元書記長、佐藤県議とご一緒でした。福井市役所では東村市長をはじめ市幹部の皆さんがそろって対応していただき、西村、鈴木両市議とご一緒でした。
県からも福井市からも、国に対し、除排雪等の支出が大幅に増加しており、特別交付税や臨時特例措置等による財政的支援や消雪設備等の整備、地域鉄道、農業、中小企業の被害への支援等の要望が出されました。
共通して語られたのは、37年ぶりの豪雪に加え、車社会の進行などの社会的変化による道路除雪の要請が大きくなり、さらに高齢化と過疎化の進行により地域での除雪や雪下ろしの力が弱くなっていること。
一方で、そうした変化に対応した施策やマニュアルが遅れ、業者やマンパワーも不足していること。当面の対応に全力を挙げつつ、今回の事態から教訓を汲みつくすことが必要です。
私からは、災害救助法が適用されたにもかかわらず、同法に基づく雪下ろし支援があまり行われていないことについてお聞きしました。制度自体が十分に知られていないことと共に、会計検査等での指摘を懸念して厳格な手続きを求め、道路除雪に追われる中で後回しになっている様でした。
放置すれば住民の生命・安全に危険が生じるからこそ救助法を適用しているのですから、国も同法の運用は柔軟に行っていることもお伝えし、必要な支援が行われるようお話ししました。
市役所を出て永平寺町へ。金本町議の
案内で、倒壊した農業ハウスを訪問し、お話しを伺いました。21号台風でも被害が出たのに続くもので、困惑されていました。
さらに高齢のご夫婦のお宅にお邪魔
すると、屋根の雪の重みで部屋の引き戸が動かない状況。重みで家がギシギシときしむことへの不安や買い物に行けなかったご苦労などお聞きし、いっそうのの支援が必要と痛感しました。
懇談の中で「一般紙が配達されない日も赤旗は配達された」とのお話しを聞いて、金元夫妻をはじめ皆さんの奮闘に頭が下がり、誇りに思いました。
終了後、米原回りで東京へ。明日の衆院災害特では、昨日に一緒に聞き取りをした田村貴昭議員が質問にたちます。