外交防衛委員会で、新防衛大綱に関して、防衛相が護衛艦「いずも」の「空母化」とF-35B戦闘機保有の「研究」を言及したことを質問しました。
米海兵隊のF-35Bが9月、アフガ二スタンで初の戦闘攻撃を実施し、米中央軍は「強襲及び戦闘能力の著しい強化」「国際水域から地上作戦を支援」と高く評価しています。
「このような兵器の『研究』をする必要がどこにあるのか」とただすと、岩屋毅防衛相は「国土我が国は国土が狭く、短距離で離陸し垂直に着陸できることに関心をもって研究」と答弁。
私は、「『いづも』に搭載して海上で運用すれば、国土が狭いことなど関係ない。このような武器の研究をすること自体が問われている」と指摘。さらに、海のどこからでも作戦ができる、海上の航空基地の機能を持つことになれば、従来航空自衛隊が任務としてきた「防空」では説明がつかないと質しました。
岩屋大臣は「専守防衛が基本」と弁明しましたが、さらに、米軍のF-35Bの離着陸させる運用も検討するのかと質問すると「他国の戦闘機が離発着する訓練をこれまでもしてきた。今後もある」と認めました。
安保法制のもとでの日米一体化を装備面でますます強化するものであることが明らかになりました。
午後は、議員会館で開かれた「明治150年」批判国際シンポジウムに参加し、立民、国民、社民、沖縄の各議員とともに挨拶。