外交防衛委員会が10時から開かれ、辺野古基地建設現場海底の深さ40メートルの超軟弱地盤について質問。埋立承認時後の2016年に止められた防衛局によるボーリング調査報告書で分かったもの。防衛省は、埋立承認時には想定せず、「圧密沈下は生じない」としていたことを認めました。
専門家は、マヨネーズ状の地盤であり、護岸設置のためのケーソンを投入してもずぶずぶと沈んでしまい、計画変更による地盤改良が必要だと指摘しています。変更には知事の承認が必要です。
計画変更の必要性について防衛省は「さらにボーリング調査中であり、確定的なことは申し上げられない」と答弁。要するに、報告書以来二年半も追加調査をしながら、「計画変更は必要ない」と明言できないということ。
県知事選まで事実を隠し、選挙で推進派知事に変えた後に計画変更を出そうとしていたのでしょうが、玉城知事の勝利で思惑は崩れました。
沖縄県は先日の国との集中協議の場で、設計変更を承認しないと明言。このまま工事をすすめてもやがてストップせざるを得ません。そうなれば環境破壊だけが進むことになります。
埋立工事をやめて沖縄県と真摯に話し合えと岩屋防衛相に迫りました。
夕方には、モザンビークでの日本のODAによる大規模農業開発事業「プロサバンナ」事業により、土地を奪われるなどして反対している農民の皆さんや人権団体のリーダーなどが参加する緊急報告会に参加しました。昨年、外防委でこの問題を取り上げました。
今日は衆院法務委で入管法、農水委で漁業法のそれぞれの改正案の質疑が委員長職権でセットされ、与党の強権的な運営がエスカレートしています。
夜の新幹線で京都へ。