活動日誌

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日韓・韓日議連総会・安保外交委

日韓議連ソウル.jpg ソウルで開かれた第41回日韓・韓日議連合同総会に参加。11時から開かれた開会式では、カン・チャンイル韓日議連会長、額賀福四郎日韓議連会長の挨拶に続き、来賓として韓国国会副議長の挨拶とイ・ナギョン首相の挨拶、日本の衆参議長のメッセージの代読。さらに、キム・クァンリム韓日議連幹事長、日韓議連幹事長からそれぞれ基調報告がありました。
 
 それぞれが強調したのが、今日の日韓両国間に様々な問題と困難がある中でも、20年前の金大中、小渕恵三両首脳による「日韓パートナーシップ宣言」の精神に基づいて解決すること。そして、そのためにも、こういう時だからこそ議員間の率直な議論が重要だということでした。
 
 また、カン会長が徴用工問題について「強制動員被害者たちに対する判決は、韓国司法の判断です。日本が大切に守ってきた三権分立の原則の適用は、韓国司法府の判断に対する場合も例外になり得ません。日本行政府と立法府の尊重を要請します。残りの困難な問題については、本日の合同総会を通じて解決の糸口を見出していきましょう」という言葉は、抑えた表現ながら印象に残りました。
 
 開会式前に議連役員とムン・ジェィン大統領との会談があり、参加した志位委員長から開会式後に報告を受けました。

 志位委員長が徴用工問題の本質は植民地支配と結びついた人権侵害であり、被害者の名誉と尊厳が回復されるよう日韓がともに努力していくことが必要。国家間の請求権は、個人の請求権については消滅していないことは日本政府も認めていると発言。

 ムン大統領からは「個人の請求権は消滅していないというとは重要なことだ。この立場に立てば、円満な解決が図れるのではないか」と応じました。

 この問題の前向きの解決とって大事なことです。

 
 午後から分科会。私は安保外交問題の分科会に四年連続で出席しました。最大のテーマは米朝・南北首脳会談をうけた朝鮮半島の非核化と平和体制の構築の流れをどう前に進めるか。韓国側の国会議員からは、これまで北朝鮮の度重なる合意破りを上げ、ムン政権の対応が早急すぎるとの意見もありましたが、北朝鮮が非核化に向け、言葉だけでなく具体的の措置をとったことに対応して措置をとるという段階的対応をすることでは与野党を超えた基本的意見でした。
 
 私は、米朝首脳宣言が、非核化と平和体制の構築を盛り込んだことの重要性について述べ、北朝鮮が「核兵器は無くても体制は守れる」と確信できるような状況を作る事と一体でこそ非核化をすすめることができると強調。委員会の最後にまとめる「共同声明」の案には、「気朝鮮の核廃棄」の文言しかなかったので、「平和体制の構築」を挿入するように提案。合意を得て、声明を補強することができました。
 
 充実した総会になりましが、閉会総会と韓国国会議長主催の晩さん会は残念ながら欠席し、明日の日程のために仁川空港から関空へ。飛行機が少し遅れ、関空特急の乗り継ぎも悪く、自宅着は12時前になります。
 
 総会の途中に流れた辺野古への土砂投入のニュース。玉城知事の座り込みの皆さんへのメッセージもメールで送られてきました。民意を無視し、国自らが違法な工事をしているとにただただ怒りです。県民の皆さんも絶対に忘れない、あきらめない。地方選、参院選で審判下そう!

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