外交防衛委員会で、所信質疑に続いて米軍臨時訓練空域・アルトラブについて質問しました。自衛隊は沖縄周辺に2015年から臨時訓練空域を設定しています。翌年に米軍はアルトラブの存在を公表しましたが、その範囲も名称も自衛隊の臨時訓練空域と同一です。その結果、米軍沖縄周辺での訓練空域は1.6倍化しています。
アルトラブの範囲について米軍は公表していますが、日本政府は範囲も設定日時も明らかにしないまま、民間航空機の飛行を制限し、安全と効率性を脅かしています。
私は「自衛隊の臨時訓練空域と同一のアルトラブを設定することにより、国民には見えない形で米軍の訓練空域を大幅に拡大させている」と指摘。
しかも2016年にはその空域で米軍機が事故を起こしていたことが今年九月の米軍の他の事故の報告書の中で明らかになりました。
国民の知らないところで訓練空域が拡大し、事故を起こしても明らかにさない――こんなアルトラブの中止と日米地位協定の抜本改定を求めました。