午後から本会議が開かれ、ハンセン病家族補償法が全会一致で可決・成立しました。ハンセン病の元患者の家族に対する差別被害を救済するため、最大で180万円を補償するなどとした法律です。
ハンセン病患者の家族への差別被害を認めた集団訴訟の判決を受け、超党派の「国会議員懇談会」などがまとめたもの。元患者家族への差別被害をこれまで放置してきたことを深く反省し、前文に、「国会および政府は、深くおわびする」などと記しています。傍聴席には原告の皆さんの姿がありました。
今朝の赤旗に、志位委員長が昨日発表した談話「香港での弾圧の即時中止を求める」が掲載されました。同じ昨日、参院外交防衛委員会で自民党の佐藤正久議員が香港問題を取り上げました。
「日本政府はなぜ香港情勢について発信しないんだ。習近平国家主席の国賓があるから口をつぐんでいるのか」という巷の声をがあると指摘。志位委員長のツイッターを資料配布し、読み上げたうえで「日本共産党も中国政府に抗議のメッセージを出している」と述べると自民党席から「立派なもんだ」との声が。
茂木外相の答弁は「抗議デモ、香港政府、中国政府のいずれかに偏った発信はプラスにならない」とし、中国政府に「憂慮を伝えた」に留まりました。これでは、人権侵害に抗議しないことになります。きちんとものをいうべきです。
政府にこそ、昨日発表した志位委員長の談話を読んでほしい。