午前中は日弁連主催の「国際水準の人権保障システムの実現を目指す院内集会~障がい者の人権、ヘイトスピーチ、子どもの人権などを踏まえて考える~」に参加。
参加した与野党の国会議員が一言スピーチ。私は、参院外交防衛委員会での女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願をかつては全会一致で採択していたのに、この間、自民党などが「保留」を主張して採択できなくなっていることを紹介。
選択議定書が未批准で個人通報制度を使えないことが女性差別撤廃条約の内容の実現の足かせとなり、男女平等のランクが121位まで下がっていると指摘、早期批准への決意を述べました。
午後は、日本がモザンビークでODAとして進めている大規模農業開発、プロサバンナに関する国会議員勉強会。九人の国会議員の主催で、私は司会を担当しました。
昨年12月に続き二回目の勉強会。外務省、JICAから出席があり、NGOや市民団体の皆さんと共に議論しました。
一番の焦点になったのは、一昨年九月のモザンビークの行政裁判所が、同事業における情報開示が十分行われていないことは人権侵害だとして違憲判決を下しことへのJICAの態度。
「モザンビーク政府の問題」だとして、自らの責任を認めようとしないJICAに対し「国民の税金を使って支援した事業を巡って違憲判決が確定していることを重く受け止めるべき」「事業は中止せよ」などの声が相次ぎました。