イージス・アショア断念で報告書 2020年9月 4日(金) イージス・アショアの配備撤回の経緯について河野防衛相が会見し、発表しました。ブースター落下の安全性について、地元に約束していたことが実現できなかったことを「慎重さ、誠実さを欠いた」としましたが、その理由に、安全保障環境が厳しさを増す中、導入・配備が急がれ、安全措置の検討と地元説明が並行的に実施することになったことや防衛省に十分な知見がなかったことを挙げました。 ではなぜ、「安全」と約束したのか。報告書では、アメリカからブースター落下の安全についての確約はないまま、米側の情報にもとづいて防衛省が安全と「判断」したことが述べられています。 要するに、アメリカ言いなりで「配備ありき」で進め、そのための方便で安全と約束していたということ。それへの反省はまったくありません。これではだめだ。 ましてやイージス・アショアの配備断念を逆手にとった、敵基地攻撃能力の保有など許されません。