自民党の新総裁に菅官房長官が選出されました。直後の挨拶でも、夜に出演したテレビでも盛んに強調していたのが、「国民からみておかしいと思うものはは見直していく」ということ。縦割り行政とかいろいろ言いますが、国民が一番おかしいと思っているモリカケ桜問題、公文書の改ざん・隠ぺいには一言も触れず。
夜のテレビでは、他のテレビ番組で消費税増税を認めて批判されていることについて「消費税率を将来引き上げるか、と問われたので〇をした。すぐあげるわけではない。将来まで引き上げを否定するのは無責任だから〇をした」といいわけ。
二度にわたる消費税増税がコロナ禍とダブルパンチで暮らしと経済に大打撃を与えるいる時に、消費税増税を口にすること自体が国民の実態が分かっていない証拠。少子高齢化が進む中で財源として必要と言いますが、税といえば消費税しか浮かばないことの方が国民の暮らしと経済への無責任な態度です。
法人税や所得税にはなぜ触れないのか。大企業や富裕層への増税こそ必要です。