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沖縄戦遺骨含む土砂を埋め立てに使うな/補正予算レク

 IMG_3732.JPG「沖縄戦の犠牲者の遺骨が含まれている土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使うことは死者への冒涜。絶対許されない」――院内で開かれた、沖縄戦遺骨取集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんのお話を聞く会で挨拶しました。平和を作り出す宗教者ネットの主催。
 政府は辺野古新基地の軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更を申請し、沖縄戦の激戦地であった本島南部の糸満市や八重瀬町から埋め立て土砂をの大半を採取しようしており、県民から怒りの声が上がっています。
 参院本会議の代表質問で小池書記局長が、衆院安保委で赤嶺さんが追及していますが、「関係法令で定められた鉱山から調達される」(菅総理)と答弁するだけで、沖縄の歴史や遺族への配慮は全くありません。
 20.12.16沖縄.JPG集会では、オンラインで具志堅さんからお話を聞きました。ガマに残された遺骨は上半身がないものも多いそうです。座って、胸の前で手榴弾を爆発させて自決させられたため、上半身は飛び散っているのです。最初はなぜ、上半身がないのか分からなかったが、ガマの天井に金歯が突き刺さっているのを見つけ、さらによく見ると骨も刺さっていることから手榴弾によるものと分かったというお話に、沖縄戦の悲惨さが迫ってきました。
 遺骨が混じった土砂を使うことに対し、「死者への冒涜であり、戦争で亡くなった人の遺骨を軍事基地を作るための埋め立てに使い再び戦争の犠牲者を作り出すことなどあってはならない」「遺骨は海に捨てるのではなく、遺族の下に返すべき」という訴えに、改めて怒りがわいてきます。こんな暴挙は、絶対許されない。決意を新たにしました。
 集会の後、ODAの検証の在り方などの問題でNGOの方と意見交換。続いて第三次補正予算案について議員団としての政府レクに参加。予算の多くは、コロナ後の経済対策や大型公共工事中心の国土強靭化。国民の実態や願いとは程遠いものです。

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